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朝イチから3コマ講義、会議二つ、その他各種打ち合わせで、気がつけばまた今日も外は真っ暗。
夜景の写真も撮り飽きたし、それよりなにより、もうブログを書く元気など残っていない。
と、そんな時にぴったりなのがこのCDです。
バッハの無伴奏チェロ組曲といえば、それはもうカザルスの代名詞。カザルスの演奏は、学生時代に友人にカセットテープに録音してもらって、それこそテープが擦り切れるほど聴きました。大学院時代にCDを買って、これまたCDが焼き切れるほど聴きました。カザルス以外の演奏でこの曲を聴いても、全くピンと来るものがなく、カザルスの演奏ばかり聴き続けて20年近くになるでしょう。
そのカザルスのCDを、最初の1秒でお蔵入りにしてしまったのが、この鈴木秀美の演奏です。一昨年、このCDに出会ってからというもの、カザルスの演奏はまず聴きません。今では、私にとって、この曲のベスト盤は、この鈴木秀美の2004年の録音です。
カザルスのような貫禄と安定感を持ちながら、ヨーヨーマのような流麗さと、ジャクリーヌ・デュプレのような情感とを併せ持つ見事な演奏です。録音の良さもあいまって、最初の1秒で心が洗われます。ゆったりとチェロに身を任せてくつろいでいると、心の働きが回復してくるに従って、精緻な音楽が脳を刺激し始めます。一音一音の豊かな表情、早いパッセージの見事さ、和音の美しさ・・・なんと見事な演奏でしょう。
おお、私も、こういう細部まで神経の行き届いた見事な仕事をしてみたいものだ!
こんな気分になってくると、もうだいぶ、身も心も回復しています。
そんなタイミングで一通のメール。
1月15日締めの学会報告申請のネタをそろそろ考えようと、共同研究者のCMKJ先生から。
いいタイミングですねぇ。
よし、がんばりましょう!
※ゼミ生諸君、みんなの卒論は、きちんとコメントするから安心しなさい。
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