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今年最初にHMVから届いたCDです。
エレーヌ・グリモー(Hélène Grimaud)、いい意味で期待を裏切ってくれました。これは、かなり気に入りました。
正直な話、容姿がいいからもてはやされているのだろうと敬遠していたピアニストだったのですが、誤解でした。人は見かけによらない・・・いや、このジャケット写真の眼のような演奏でした。
大変に力強い。しかし、男性の力強さとは違います。色彩感豊かな音が、実にしっかりとしたタッチであふれだしてくる。力強いだけでなく、感情をしっかりこめたり、繊細な部分もあるんですね。第二楽章の最後の部分でじっくりためて怒涛のように第三楽章になだれ込むところなんか実にいいです。そしてその後の第三楽章の美しい暴れ方がまた見事です。嵐は嵐なんだけれども、桜吹雪のような美しい嵐ですね。HMVのディスクレビューで、エンペラーというよりマリー・アントワネットに聞こえると書いておられるリスナーがいましたが、確かにそんな感じかもしれません。
ちなみに指揮者はウラディミール・ユロフスキという方で、この方の指揮も初めて聴きましたが、音を短めに切って、コンパクトで機動力のあるベートーベンでなかなか面白いです。曲自体は超有名曲で聴きなれた曲ですが、この曲の新しい面を見せてもらった気がしました、
初CDがこれだけいい方向に期待を裏切ってくれると、今年の music life も期待できそうです。
※ゼミ生諸君、CDの話を書いてるからって、さぼってるわけじゃありませんよ。この時間(2時)まで仕事をしてからブログを書いているわけです。私より先に寝た人、時間がなくて論文が締め切りに間に合わなかったなんて言わせませんよ!
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