|
広島経済大学キャリアアップ・プログラム、2学期(10月・11月)第二回目のエクセレンス科目(講演会)が開催されました。 講師は、神戸大学大学院経営学研究科教授・砂川伸幸先生、演題は「企業価値評価の理論と事例」。 企業価値評価というのは、ビジネスにとってとても重要な問題です。 投資家の観点からすれば、どの企業に投資すべきかという意思決定に影響が出ます。 ということは、投資を受ける側からすれば、ビジネスに必要な資金を集められるかどうか、買収の危険にさらされるかどうかといったことがわかるし、それが分かれば対応策も検討できます。 砂川先生はこの問題のエキスパート中のエキスパート。 お話も非常にお上手で、論旨が明快で、お話のテンポもよく、私も司会という立場を忘れてついついひきこまれてしまいました。 この手のテーマは、文章で表現するとややこしかったり、それを数式で表現すると一応スッキリするんだけれども、数式嫌いの人(私も実はそうですが)には敬遠されたりします。でも、こうやって図解も交えて、しかも実例も交えてレクチャーしていただくと、「なるほど」と思わずメモをとることがいっぱいあって、とても勉強になりました。 ご講演の後は交流会。 砂川先生とお話をされているのは、本学のW教授です(一般の受講者のほかに、本学の教職員も後学のために聞かせていただいております)。W教授はマツダOBで財務部門の役員を経験された方。 砂川先生の表情から察するに、きっとマツダ時代の現場の生々しい話でもされていたのでしょう(笑)。 さて、ご講演、交流会のあとは、ちょっと一杯飲みに行きました。 乾杯のやらせ写真にもご協力いただきました(笑) ちなみに今日お連れしたのは、「豆と根菜 いし井」さん。 いわゆる「隠れ家」タイプの店なので、ウェブサイトはありません。 関心のある方は、ググってみていただけると、料理好きな方のブログがいくつかヒットしますので、そちらへどうぞ。 できる人というのは、仕事以外の話も面白いもので、今日はついつい料理の写真を撮り忘れました(^^ゞ で、撮り忘れたけど、料理もまたおいしくてねぇ。いわゆる創作和食で、たとえば刺身の盛り合わせにしても、タイをコブじめにして、白髪ねぎを乗せ、ゆず皮をすりおろして香りをつけて、塩を振り、ワサビをちょいとのっけてぱくっといただく。カンパチなんかでもさっとバーナーであぶったものをレモンの上に載せて・・・といった具合に何もかも一ひねり入れてありますが、無理なひねり方がないので、新鮮な驚きと同時に、なるほどこう食べればおいしいのかという納得があります。そして、工夫した料理には、「こんな風に食べてください」というこだわりもあるものでしょうが、だからといってそれを客に押し付けるのでは楽しくない。それを笑顔と洗練されたトークで客に自然に伝えられるところもこの店の良さ。接客も合格です。 と、お店の説明が長くなりましたが、この写真はシメの広島菜のおにぎりをほおばる砂川先生。 砂川先生にも満足していただけたようです。 さて、砂川さん、コーポレート・ファイナンスの分野では、ほんとにトップランナーで、こんな本も出しておられます。 日経文庫ですからね、どこの本屋さんにも必ずあって何万人もの人が手に取っているはず。この本でファイナンスの勉強を始めたという人もほんとにたくさんいるはずです。 もっともそれは日経の販売力というよりも、やはり本書の内容の良さでしょう。 こんなにわかりやすく、しかもコンパクトにコーポレート・ファイナンスをまとめた本というのはないでしょうね。 それは、「資本コスト」と「現在価値」というキーコンセプトを読者にまず理解させて、そこへ肉付けをしていく形で、この分野の全体を理解させるという、この本の構成がいいからです。 読者にとっては、それだけのことかもしれませんが、同じ物書きの立場からすると、そういう書き方ができるというのはすごいことで、驚嘆に値します。 こういう書き方ができるということは、「これさえわかれば全てが分かる」というツボが完全にわかった著者だからこそできるわけです。 つまりこの分野を完全にマスターした本物のエキスパートだからこそ書ける入門書で、ややこしい話を適当にはしょってごまかしたというそんなインスタントなわかりやすさとは全く違います。 こういう友人をもてて幸せだと、改めて実感できた一日でした。 |
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2008年10月26日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]


