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三瓶青少年交流の家で行われた、今年度の新入生セミナーが行われました。 このセミナーは、本学の新入生全員で一泊二日のセミナーを行おうというもの。 もちろん、全員といっても、会場の収容人数の関係がありますので、三瓶青少年交流の家と江田島青少年交流の家の二か所で、何班かに分かれて行います。私の所属する経営学科の新入生は、三瓶青少年交流の家で第一班(メディア・ビジネス学科と合同)が4月6日と7日の一泊二日、第二班(ビジネス情報学科と合同)が4月7日と8日の一泊二日でセミナーを行いました。 三瓶チームのメインイベントは、三瓶山(標高1126m)の登山です。 入学式を終えたばかりの新入生に、突然、グループ登山をさせるわけで、教員側は当然不安もあるわけです。ですから、教職員による視察登山をしたり、本番では中間地点に教職員を配置してトランシーバーで連絡を取り合ったり、いろんなサポートをします。 しかし、学生のほうは、案外平気なようで、こんな風に自然と仲良くなっていくようです。 私は、本部担当だったので、出発地点からトランシーバーで山頂や中間地点と連絡を取り合って、いろんな段取りをする係で、残念ながら山上がどんな様子だったのかはわかりません。 しかし、登山した学生たちの話では、山頂に着いた途端に霧がはれ、絶景が広がったとのこと。 苦労して登った甲斐があったと満足そうな表情でした。 ただ、第一班は、残念ながら雨で登山ができなかったので、室内でいろんなレクリエーションをして親睦を深めました。こちらはスウェーデン生まれのクップというゲームだそうですが、見た目よりなかなか難しいらしく、各チームとも投げ方を工夫したりして頑張っていました。 こちらも、第一班のレクリエーションの一つで、名前をちょっと忘れてしまいましたが、フランス製の積み木のようなものです。 こちらは、池村先生のゼミ(1年次配当の入門ゼミ)のメンバーの作品ですが、チームのメンバーが協力すると、こんな風に見事な建築物が出来上がります。 さて、新入生たちは、登山やレクリエーションで親睦を深めたわけです。 もちろん、大学生にこんな親睦のためのプログラムが必要なのかどうかとなると、賛否両論あるのも事実です。 ただ、考えなければならないのは、大学というところは、勉強をするところではなく学問をするところだということです。学問というのは、学びかつ問うという作業です。もちろん、学問の学の部分は勉強のことですが、問うという部分は、勉強した内容をもとに、あるいはしばしば勉強した内容そのものについて、いろんな問題を提起することが許されているということです。そしてその問題を解決することで漸進的に真理に近づいていくのが学問です。 もし大学がただ勉強をするためのところであるとすれば、親睦はそれほど重要ではないかもしれません。 しかし大学が学問をするところであるとすれば、親睦はとても重要だということになるでしょう。 信頼関係のきちんとできていないところでは、学問の問の部分が成り立ちにくいからです。 学問の問の部分は、議論しあうことで達成されます。 物事の意義をああでも内向でもないと議論することを「講義」というのです。 信頼関係がなければ講義が成り立たないのです。 また、経営学という学問の性質上、こうした親睦のための行事であろうとなんだろうと、集団で行動すること自体が、組織運営の実践そのものであり、生きた教材になるはずです。ビジネスの経験のない彼らにとって、数少ない貴重な組織の経験です。 このセミナーを、単なる親睦の行事に終わらせるか、学問に活かしていけるか。 これからが我々指導者の腕の見せ所ということになるでしょう。 それゆえに大学では、教員を「教諭(教え諭す)」と呼ばすに「教授(学問の術を授ける)」と呼ぶのです。 新入生諸君とともに、学問の道を究めていきたいと思います。 ※今日の学問云々の話は、私の大学院時代の恩師のT先生やI先生、そのまた恩師の荒川祐吉先生からの受け売りです。そういう意味では私のオリジナルではありませんが、こういうことを大学の教壇に立つ前に教えていただいたのは、大変幸せなことだと思っています。もっとも、その実践はなかなか難しいですが・・・ |
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新入生セミナー第二班、二日目。霧が濃いですが、晴れる予報を信じて登ります! |
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