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今日は、学内の研究集会。ご報告は堂本絵里先生、報告論題は「製造業における環境評価手法の開発とシステム構築」。 報告レジュメの写真をご覧いただいてわかるとおり(!?)、コスト最小化と環境負荷の最小化を同時に達成するようなモデルを作って、それをサプライ・チェーン・マネジメントのシステムに組み込んでいこうという話です。 いわゆるLCA(Life Cycle Assessment)の手法は、環境への負荷を、製品の製造から廃棄までの全ライフサイクルにわたって評価しようというもの。これをサプライ・チェーン全体に拡大しようとする時に問題になるのは、サプライ・チェーンが利害の異なる複数の企業から成り立っているということ。こういうものは部分最適ではなく、全体最適でなければ意味がありませんが、利害の異なる複数の企業間で全体のために個を犠牲にするなんていうのは、そう簡単にできることではないでしょう。 さて「そこでどうするか」ですが、おそらく話し合いの最大のポイントは、「事実を明示する」ことでしょう。堂本先生のモデルでは、サプライ・チェーンの運営のために、誰がどれだけコストを払って、どれだけ環境負荷をかけているかが明示される。そして、どの会社の活動をどう変えれば、全体最適に到達できるかが明示されます。 環境問題の解決へ向けて、企業を動かす、大きな原動力になる可能性のある、とても面白い研究です。 さて、このカタイ研究をしているのがどなたかといいますと、こちらです。写真の一番右側が堂本先生。今年の3月に阪大の大学院を修了されて、4月に本学に就任されたばかり。失礼ながら、普段着のときは学生と区別がつかないくらいの初々しさ。 この初々しさと研究のカタさのギャップがすごいですね。それも単なる机上の空論だけでなく、堂本先生のモデルを組み込んだシステムが、某食品メーカーで、試験的ではありますが、実際に動いているというのですから、またすごい。 いやぁ、今後の研究の進展が楽しみです! 堂本先生!頑張ってください!! ※ちなみに、写真左はニワ先生。今日は司会をされました。写真中央はハヤシ先生。学内の研究集会を取り仕切っている影の実力者(?)。ハヤシ先生は当ブログご常連でもあります。このお二人も、まぁ有望な「若手」ということにしておきましょう(笑)
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2008年06月26日
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