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今日は宮島に行ってきました。 といっても、遊んで来たわけではありません。 実は市商(広島市立商業高校)とのコラボレーション講義で、マーケティングの講義をしているのですが、広島土産について考えようということになっているのです。もみじ饅頭のマーケティングというのは、商品力というよりも、広告やチャネル管理の問題が大きなポイントになっていると思っているのですが、やはり一度自分の目で仮説の正しさを確認しなければと思い、もみじ饅頭の聖地(?)宮島へと向かった次第です。 今日は、最近のもみじ饅頭事情と、もみじ饅頭の歴史をご紹介しましょう。 (もみじ饅頭のマーケティングについては、明日のブログでご紹介する予定です。) ちなみに上の写真は、老舗中の老舗、吉川七浦堂さんのもみじ饅頭です。 今日、何件かもみじまんじゅうを食べ歩きした中で、一番おいしいと思ったのは、こちら「坂本菓子舗」さん。餡も生地も実にきれいで、丁寧に作っているのがわかります。 坂本菓子舗さんの店内には、餡へのこだわりを示す貼り紙が。 宮島でしか手に入らない逸品です。 こちらの写真は「紅葉堂」さんの「揚げもみじ」。最近では差別化をはかろうと、いろんなもみじまんじゅうが出ています。お店の方の話では、ただ揚げるのではなく、てんぷら同様の衣をつけてから揚げているのだとか。サクサクの衣に、ふわふわの生地で、とても美味です。私はどちらかというと脂っぽいものは苦手なのですが、意外とあっさりあがっていて、ペロッと食べられます。 他に変わり種では「洋菓子きむら」さんの「アップルもみじ」もなかなかの逸品。洋菓子屋さんらしいカステラ生地のふわっとした仕上がりとソテーしてワインで炊き上げたというりんごの味がよく合います。こちらも宮島に行かないと手に入らない。 宮島以外では、天光堂の「ほろ酔いもみじ」というブランデーで浸してチョコをかけたもみじまんじゅうがなかなかの美味。 さて、こちらは宮島の老舗旅館「岩惣」さん。もみじ饅頭の起源にかかわる重要な旅館です。 伊藤博文公が宮島を訪れた際に、娘さんの可愛い手を見て「もみじのようなかわいい手」と言ったそうです。それを聞きつけた岩惣の女将が、もみじの形のまんじゅうを作ってはどうかと考え、岩惣にお菓子を納めていた高津常助さんに、依頼して作ったものがもみじ饅頭だそうです。 このあたりの経緯は、USACOさんという方の「もみまん通」というホームページに、詳細に書かれていますので、ぜひご覧ください。私も、この「もみまん通」、かなり参考にさせていただきました。 高津常助さんが営んでいた多加津堂というお店は、常助さんが亡くなられて、もみじまんじゅうを作るのはやめられたそうですが、当時の金型や、それをつかって再現したもみじまんじゅうなど、貴重な写真がたくさん掲示されていまいす。ぜひご覧ください。 さて、今日、私が目指していたのが、この「岩村もみじ屋」です。 多加津堂に次いで古い歴史を持つ老舗で、現在もみじ饅頭を作っているお店としては、最も古いお店。私がこれまで食べたもみじ饅頭の中で最もおいしい。生地のしっとりさといい、餡の味といい、何もかもが違います。そしてこの「岩村もみじ屋」は、つぶ餡のもみじ饅頭を開発した店。今でこそつぶ餡どころか、チョコレートだのチーズだのありとあらゆる餡のもみじ饅頭がありますが、もみじ饅頭の味のバリエーションと言うのは、岩村によるつぶあん紅葉の開発から始まるのです。宮島だけでなく、福屋広島駅前店でも買うことができますが、やはり宮島で食べてみたい! しかし、残念ながら、宮島の夜は早い。あちこち食べ歩いて、17時少し前にはついたのですが、もう閉店した後でした。メインストリートのお店は、17時を過ぎても営業していますが、厳島神社の裏手の目立たない場所にあるこちらのお店のあたりは、もう全く人通りもなく、確かに開けていても仕方がないのかもしれません。お店の中からは人の声がするし、換気扇からはおいしそうな香りが流れてきたりするのですが・・・いや、残念です。無念の記念撮影です。 ただ、実にタイムリーなことに、ウプサラ太郎さんのブログに、この「岩村もみじ屋」のもみじまんじゅうが詳細に紹介されています。実は、先週ウプサラ太郎さんにお目にかかった時、お土産にお持ちしたのが、この岩村のもみじ饅頭だったのです。 興味のある方は、ぜひウプサラ太郎さんのブログをご覧ください。 ウプサラ太郎さんのブログ 「スウェーデン赴任日記でした」 http://blogs.yahoo.co.jp/biocity2001_jp http://blogs.yahoo.co.jp/biocity2001_jp/42787397.html さて、最後に、宮島のシンボル厳島神社の大鳥居をご覧いただきましょう。 ちょうど干潮だったので、大鳥居の所まで人が沢山あるいて行ってますね。 この海で隔てられた宮島で生まれたもみじ饅頭ですが、今では広島土産として日本中に広がっていったわけです。そして世界遺産に指定されてからは、世界中の観光客がこのもみじまんじゅうを買うわけです。 明日は、もみじ饅頭のマーケティングについて、考えてみたいと思います。 ※今日たべたもみじ饅頭 ミヤトヨ本店 こしあん、粒あん 洋菓子きむら アップルもみじ、チーズもみじ 吉川七浦堂 こしあん、抹茶粒あん 紅葉堂 揚げもみじこしあん、揚げもみじクリーム 坂本菓子舗 こしあん ※この1か月に「研究のために」食べたもみじ饅頭 にしき堂 こしあん 粒あん 藤い屋 こしあん 粒あん やまだ屋 こしあん 粒あん 平安堂梅坪 こしあん バッケン・モーツァルト 焼きもみじ 天光堂 ほろ酔いもみじ 岩村もみじ屋 こしあん 粒あん ※宮島で食べるもみじ饅頭は、できたての温かいものをいただけます。バラで買って、お茶もいただけて、とてもおいしいです。もちろん、研究のためには条件を同じにしないといけませんので、買ってきてさめた状態でも味を比較しています。個人的には、このお土産状態テストでも「岩村もみじ屋」が一番だと思っています。
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