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広島経済大学キャリアアップ・プログラム「ビジネスウーマンのためのキャリアデザイン」。
6回シリーズの第5回目。
今日は、某人材派遣会社の専務取締役・加瀬真理子氏。
M字キャリアという大きなテーマで、シリーズを組んでおりますが、やはりお仕事がら、ご自身のキャリアもさることながら、多くの女性のキャリアを見守ってこられています。
そんな視点から、こんなことをおっしゃいます。
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派遣のクレームで、実はスキルがらみのクレームというのは少ない。
むしろ、スキルが求められるような特定の仕事「しかしない」といった融通の利かなさがクレームにつながることが多い。
つまり、仕事のスキルというのは、かなりの部分、ヒューマン・スキルだ。
世の中、数の論理で動いていく部分が多い。
数が増えないと大勢は変えられない。
仲間を増やすことが必要だ。
そのためには人を応援する。
これもまたヒューマン・スキル。
そのヒューマン・スキルも含めて持てる能力を惜しむことなくを発揮せよ!
自分の100の能力を、100はもちろん、120にも、130にもして発揮する。
それは損ではなくて、努力した人間を成長させてくれる。
これが日本の成長を支えてきた。
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こうして文字にすると、まるで鞭打たれているような気分にもなりますが、講演を聞いている時には、不思議とそんな気がしません。
張りのある声と、素敵な笑顔で、鞭打たれるどころか、励まされ、元気が出るという感じです。
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男性社会の中で苦労しながら、女性としての適性が生かせる仕事というのはないものかと、折りにふれ考え続けていたことが、ひょんなことから前職で関わったプロジェクトの人材の採用から、プロジェクト終了後の再就職の支援までの人事を任されるようになる。
そして、その流れで、前の勤務先とその他の会社との合弁として、現在の会社の立ち上げから参画されることになる。
気がつけば、私のキャリアの全てが、人材派遣の仕事に向かっていた。
アルバイト一つとっても、私のキャリアで役に立たないものはなかった。
そういう意味で、今の仕事は私のキャリアの集大成。
もちろん、どんな仕事でも漫然とすればいいというわけではない。
たとえばく然とでも、自分のキャリアがどこへ向かっていくのかを考え続けることで、流れができる。
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やはり一つの業界を一から作ってきた人というのは違いますね。
何でもかんでも派遣で安く上げようなんていう発想の、最近世間を騒がせている問題とは、180度違っています。
志を持ち、それを実現するために、仲間を増やす。
仲間を増やすには、やはりその人を応援すること。
その裏付けになる、たぐいまれなヒューマン・スキルをお持ちの加瀬さん。
講義のあとも、受講者に囲まれて、ほとんどだれも帰ろうとしませんでした。
とても元気の出るお話を聞かせていただきました。
※今日は私も加瀬専務を囲んでいたので、囲んでる様子の写真をとり忘れました・・・残念です(^^ゞ
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