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美味いというかなんというか、ほっとしますね。 基本に忠実で奇をてらったところがなく、ケチケチしたところがなく、仕事が丁寧で、おいしいものを食べてもらおうという気持ちがちゃんと感じられるお好み焼き。 だからと言って、凡庸ではなく、随所に工夫が感じられるお好み焼きです。 こういうホッとした気分の時に、あまり細かい解説はしたくないのですが、それではブログ記事になりませんので、一応解説してみましょう(笑) こういう写真を見たときには、まず、全体のフォルムを眺めましょう。 高さのあるドーム型をしていますが、それはキャベツを十分たくさん使っているということと、抑えつけずにじっくり蒸らしているということです。 卵も、きれいな円形に丁寧に伸ばしていますね。仕事の丁寧さがうかがえます。 もっとも、卵をとろとろの半熟にするという最近のトレンドから言えば、ここはさほど重要なポイントではありません。むしろオーソドックスな味を狙っているということですね。 次に皆さんにご覧いただきたいのは、麺の太さと焼き加減、そしてキャベツの太さと蒸し加減です。 ここのお好み焼きは、麺が少し細めで、あまり焼かずにツルッとした食感を残したまま、比較的あっさりした味に仕上げています。麺は、ゆで麺ですが、鉄板の上でだし汁をかけて蒸しあげ、少量の油でほんのすこしだけパリッとさせています。 もちろん、最も重要なのはキャベツです。5ミリくらいの気持ち太めの千切りで、少し透き通って、いい具合に火が通っているのがわかるでしょう。ちょうどいい具合に蒸しあがって、キャベツの甘みがよくひきだされる、なかなかのタイミングです。 というわけで、写真だけでも、なかなかのお好み焼きだということはわかります。 これが、まぁまぁなのか、すごくおいしいのか、ここから先は食べてみなければわかりません。 食べてみてわかるのは、生地がうまい、天かすがうまい(エビ入りか?)、スパイス類をあまり使わずに素材の味で勝負しているなどなど、隠れた工夫がたくさんあること。 生地を丸くひいた上に、魚粉をかけますが、それ以外はほとんどスパイス類をかけません。でもおいしいんですね。素材の味がよくわかる。目の前に、胡椒、一味、ガーリックパウダー、マヨネーズが置いてありまして、どれも少しずつかけて試してみましたが・・・要りませんでした。 もう、素材の味だけで、十分うまい。 基本に忠実というよりも、基本が完璧にできている、見事なお好み焼きでした。 こういうお好み焼きは、本当に安心して食べられます。 安心して食べられるのは、このお店のたたずまいも関係があるかも知れませんね。 このお店、一応、広島市内なんですが、車で30分くらい行った郊外にあります。 お店に入ると、隣には、作業着を着た男性が二人。こんなところに工場があったかな?と思ったら、農作業の途中だそうです。 次にはいってきたのは、近所のおばさん。血圧がどうのこうの、法事がどうのこうの、孫がどうのこうのと、のどかな話題が続きます。 そして、こういう会話と、お好み焼きを焼く音以外は、しーんとして、何の音も聞こえません。 空気もきれいな気がします。 お店の周りはこんな感じ。 このあたり、もうすぐ桜がすごいそうですよ。 その頃を狙って、ぜひまた来たいと思います。 ごちそうさまでした。 ひじり 広島市佐伯区五日市町石内1436-2 電話 082-927-7426 https://www.chugoku-np.co.jp/blog/article/article.php?comment_id=865&comment_sub_id=0&category_id=202 |
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2010年03月14日
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