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普段の演奏会のプログラムとはだいぶ違いますので、実はお付き合いくらいのつもりだったのですが、いやはやどうしてどうして、ものすごく楽しませていただきました。 いつものように、客席のライトが暗くなって、ステージが明るくなって、オケの皆さんが出てきます。 これまたいつものように、パラパラっと、拍手が起きるのですが・・・? パーカッションの方が出てきたところで、いくら待ってもそれ以外のパートの方が出てこない?! すると、パーカッションのアンサンブルで「証城寺の狸囃子」?! その間に、トロンボーンが出てきて、今度はトロンボーンのアンサンブルで「聖者の行進」。 その間に、トランペットが出てきて、今度はトランペットのアンサンブルで・・・・と、登場と楽器紹介を兼ねた、実に面白い趣向でした。 ティンパニのソロで、「証城寺の狸囃子」とかできるんですね(笑) オーボエのアンサンブルで「フライングゲット」とか、弦バスのアンサンブルで「津軽海峡冬景色」とか、この最初の趣向だけで、かなり楽しませていただきました。 さて、ここからがプログラム本番ですが、最初はロッシーニの「どろぼうかささぎ」の序曲。 勢いのある見事な演奏で、聞かせどころが、どこもビシッと決まって、すごいカッコよさ! そのあとも、コミック・バンド的な趣向があったり、コンサートマスターの田野倉雅秋さんの「カルメン幻想曲」など、盛り上がりに盛り上がって、前半終了。 休憩後の後半は、観客が参加型で、「ツァラトゥストゥラ」のオープニングのティンパニ・ソロ体験とか、「運命」とか「新世界より」の指揮体験とかがありました。 「ツァラトゥストラ」のティンパニ・ソロは、会場にいた小学1年生の女の子が「はーい」と威勢よく手を上げました。「大丈夫か?!」と開場中がどよめきましたが、見事にやり遂げて、会場割れんばかりの大拍手。盛り上がりました。 指揮体験のほうは、こちらは大人の方が二人でしたが、こりゃ大人でも大変ですね。「運命」も「新世界」も、エンディングのところを指揮しろというんですね。 「運命」のエンディングなんて、どこで終わるかわかんなくなりますからね(笑) 「新世界」のエンディングは、ゆっくり始まって、アクセルかけて、またゆっくりになってと、これまた指揮するのが大変そうでした。 休憩時間に、広響事務局のMさんにたまたま会って、「指揮体験、エントリーしてくださいね。タクトじゃなくてお好み焼きのヘラを振ってもいいですよ」なんて言われて、少し考えましたが、やめといてよかった(^^ゞ そして、その後は、「指揮の妙技」というコーナーでしたが、正指揮者の秋山さんが振るということで、「なんだ、そりゃ、できて当然でしょ?」なんて思ったのですが、打ち合わせも練習もなしで、「一発で合わせる」という趣向だったんですね。 しかも、ブラームスの「ハンガリー舞曲第5番」ですから、早くなったり、遅くなったり、ピタッと止まったりと、「これを一発で合わせろというのは無理でしょう」と、はらはらしながら聴いてましたが、、、いやぁさすがですねえ。何もかもピタッと揃って、実にお見事でした。かえって、何度も練習するよりも、このほうが緊張感があっていいのかななんて思ったりもしましたが(笑) そして、エルガーの「威風堂々第5番」があって、アンコール(ごめんなさい曲目不明)があって、アンコール2曲目にカープの応援歌。 大拍手のうちに、大団円。 いやぁ、もう、何も考えずにただただ楽しんだコンサートでしたが、こうして振り返ってみると、実にいいプログラム構成でした。 楽器紹介的な趣向があって、各楽器の魅力が良くわかる。 コミックバンド的な趣向も、「実はこの楽器は、こんな音色も出せるんだ」と、いつもの楽器の違った魅力を再発見できました。 指揮とオケの関係も、理屈抜きで、楽しみながら実感できました。 オーケストラって面白いなぁと、改めて実感できる、実にいプログラムでした♪ このコンサートは、決まった入場料はないのですが、観客それぞれが好きな金額を箱に入れるということになっています。 今日は、ものすごく楽しませていただいたので、普段の演奏会の入場料よりたくさん入れてしまいました。(もちろん、普段の演奏会も、それはそれで、いいのですよ♪) いやぁ、とっても楽しかった。 オーケストラのある街に住んでいる幸せを実感したコンサートでした♪ |

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