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素晴らしい演奏会でした。
こういうプログラムなら、広響というよりは、ミッシャ・マイスキーを聴きに行くというつもりで出かけていくわけですが、どうして、どうして、これがなかなか広響が素晴らしかった。

いや、もちろん、ミッシャ・マイスキーは素晴らしい!
アンコールで、バッハの無伴奏チェロソナタなんか弾いてくれたりしましたけど、そりゃぁもう、すごいですよ。素晴らしいとしか言いようがない。

でも、そのミッシャ・マイスキーの見事な演奏に引けを取らない広響がまた素晴らしい。
ソリストの絶妙なニュアンスに完全に合わせ切っている。というか、ソリストを生かし切っているといってもいいかも。
いや、もしかすると、そんなふうに、周囲を巻き込んでベスト・パフォーマンスを出し切らせるところが、名ソリストの名ソリストたるゆえんなのかもしれません。
結局、何もかもがかみ合って、素晴らしかったということなので、指揮者が良かったということなのかもしれません。

そもそも協奏曲というのは、協奏と言えば聞こえばいいけれど、ソロ楽器一本に何十人というオケが伴奏をするという感じで、なんともバランスが悪いし、ソリストの技巧を見せびらかすためのものという感じもするし、無理のある形態だと思うわけです。
でも、今日はね、「協奏曲っていいなぁ」と本気で思いました。
何もかもが見事にかみ合って、すごい!すごい!と思っているうちに、あっという間に終わってしまいました。

この曲は、まさにミッシャ・マイスキーのCDを持っていて、今日も3回くらい聞いて予習してから出かけたわけですが、そう心躍るというわけでもなく、こういうのもたまにはいいかなという程度の、、、はっきり言うと、あまり興味のない曲でした。

ところが今日は、演奏の初めのほうで、こんな素晴らしい曲を書いてくれたドボルザークに感謝したいと思いました。
しかし、演奏が終わるころには、なんでもっと長い曲を書いてくれなかったのかと、ドボルザークを恨みました。
こんな幸せな時間が、あんなに一瞬で終わってしまうなんて、本当に残念でした。


二曲目が素晴らしかったので、印象が薄れてしまいましたが、一曲目のバルトークも素晴らしかった。
もう、キレキレで、ものすごくシャープな演奏でした。まさに一糸乱れずという感じ。
この曲に関しても、正直、バルトークが面白いなんてあまり思ったことがなかったのですが、「なるほど、こういう曲か」と初めて、その面白さが腑に落ちました。
オーケストラの曲って複雑なので、「何が言いたいのかわからない」という感じがすることがよくあります。それが何枚かCDを聴いたり、演奏会で聞いたりして、「なるほど、そういうことが言いたいのか」と、その魅力に開眼することって、あるんですよね。
今日の演奏は、私にとっては、バルトークに開眼した、というか開眼させてもらった、ありがたい演奏になりました。

今年は、例年になくバタバタしていて、なかなか演奏会に行けていない(といっても、今年3回目ではありますが)のですが、やはりクラシックの音楽はCDよりも生で聞くに限りますね。

広響創立50周年!
プロのオーケストラのある街に暮らせて、こういう機会が気軽にもてるって、本当に幸せだなと思いました。
広響の皆さん、ありがとうございました♪



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