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山口和宏

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そして木下先生は、杏村が執筆した国画創作協会宣言の結びの句を引用されて次のように書かれています。
「杏村はここでは黒子に徹しているわけですが、新しい美術運動を提唱する「宣言」を声高に謳い、それは既存の権威への「已ム能ハザル」抵抗であっただけに、その一言一言がこれからの彼らの行動を規制する言葉となるでしょう。それを承知で、最後に、そんな言葉も「超越」するのだというのです。この勢いこそ、杏村が持ちつづけたものと思います。現代社会は、前例によって「拘束」されることがものすごく多い時代、この言葉はもっと噛みしめ味い直し、生かされるべきといえませんか」
これを読んで私は,「ここにもよき杏村の理解者がいた!」とうれしく思いました。
杏村の言葉は,たしかに「はもっと噛みしめ味い直し、生かされるべき」です。
木下先生,よくぞ,言ってくださいました。ありがとうございました。

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山口和宏

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「上代歌謡の研究」については,正直なところ,読んでも「よくわからない」状態だったので拙著では言及しませんでした(これは私の知識不足と,そこまでやらんでも杏村の思想的全体像はおおよそ明らかにできるだろうという勝手な思い込みによります)。
「木下長宏の土曜の午後のABC」を読んで,初めて理解できました。
そんなに難しいことではなかったのですね。単に私がさぼっていただけでした。
「この杏村の説が正しいかどうかという問題よりも,僅かばかりの資料を手がかりに推論をぐいぐいと進めていく手法に眼をみはりたい気がします。こういうハツラツとした議論は、現代ではちょっと蔑ろにされている気がします」
「いずれにしても、彼の「権力」から自由であろうとしつづけ、既成のジャンルを飛び越して問いかけつづけた生きかたは、もういっぺん見なおしてあげたいという気がします」

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山口和宏

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まったく同感です。私も杏村の「新短歌」を読んで「これじゃ駄目だ。自由詩と言ったほうがよい」と思いました。拙著でも,杏村の主張した「自由律口語短歌」について次のように書いておきました。
「実際上、自由律口語短歌は大衆的なものとして広く普及することはなく、現在に至るまで普及したのは定型短歌であった。それは「自由詩形式の短歌よりも、五七五七七の旧形式の方が、彼とは反対に単にひろまるといふ点では大衆向きだと私は考てる」と、杏村と親しかった小説家の松岡譲がすでに述べているように(松岡、一九三四、三八)、自由律で作るよりも定型にあてはめて作るほうが、少なくとも初心者にとっては短歌を作りやすいからである。型にとらわれず自由に歌いながら、短歌性(短歌としての芸術性)を確保した作品を作ることは容易ではないのだ。ここにも我々は、杏村における理想と現実の乖離を見い出すことができる」(p.246)

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山口和宏

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初めまして。『土田杏村の近代』を書いた山口和宏です。
木下先生(あえて先生と呼ばせていただきます)のお書きになった「土田杏村」論。
ネットの上で,きょう初めて発見しました。
本を出してから(2004年3月),しばらく土田杏村から離れたかったので,ネットで検索したりしなかったからです。すみません。
(木下先生は拙著を『土田杏村の時代』と書かれていますが,正確には『土田杏村の近代--文化主義の見果てぬ夢--』(ぺりかん社)です。たいした問題ではありませんが)
木下先生は,土田杏村の「短歌論」と「上代歌謡の研究」を主に取り上げられました。
「短歌論」については,「正直なところボクは落第の作だという判定をします」「やはり杏村の新短歌は勝てそうにない。なぜこういう「新短歌」と呼ばねばならないのかが伝わってきません。「自由詩」でもよかったのに,ともいいたくなります」と書いていらっしゃいます。

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