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次回10月13日(土)の<土曜の午後のABC>は、波止場会館3Cです。
『老子』のいままで読まなかった章を、無作為に拾ってみたのが、72章。まずこれを読みましょう。
そうすると、最後が「故去彼取此」(故に「彼を去って此れを取る」と言われているのだ)という一句で終ります。
この一句、いままでにもお目にかかったことがあるな、とみなさんもお気づきになるでしょう。一種の成句のようです。
で、この成句を含んでいるほかの章を探しますと、意外にすくなく、全81章中わずか3回。72のほかには12章と38章。この二つはすでに勉強したはずですが、この機会にもういちど、読んでみたいと取り上げます。
そして、「故去彼取此」というなんでもない一句が、おそらく『老子』という書物がいま流布しているような形を取る前、つまり『老子』という書物が古代中国に登場する前から、人びとのあいだで口にされていた慣用句であり、表面上は大事なことは言ってないようだけど、意外に含蓄あるーーなかなか「老子」的な一句であることが発見できそうです。
<「老子」的な>.....ということは、いまのわれわれにもっとも大切なメッセージを隠している、というのがボクの考えです。
そのあと、12章にあったもう一つの慣用句っぽい一句「難得之貨」(得難きの貨)という語句を追っかけて3章から64章と散歩してみようかと、テクストを用意しています。
今回は、また、新しい部屋「3C」です。お間違えなく。
kinoshita
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