木下長宏のウェブログ

網膜に積もる淡雪のように(まとめサイト:http://kinoshitan.com)

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追加のお知らせ。

明日2月22日(金)は、夜19:00〜波止場会館4Bで<土曜の午後のABC>の集まりですが(北齋と<見立て>について喋り考えます)、その翌日、2月23日(土曜)には、波止場会館から(というより「日本大通り駅」から)ほど近い横浜開港記念会館2階9号室で、「老子と岡倉覚三」という題のもと、二時間ばかり喋る約束をしています。
連絡が遅くなりましたが(ABCの集まりではお伝えしていたので、ついブログの掲示に気づかないでいました)、
ご興味のあるかたは、お出かけください。
主催は、「岡倉天心市民研究会」。(年会費として5000円いただくそうです。)
ボクは、2月を第一回として、二ヶ月ごとに計四回、お話する予定。
2回目は、4月20日(土)。同じ開港記念会館2階9号室。テーマは「『茶の本』と老子」。
3回目以降は日時は未定ですが、テーマは「フェノロサとの別れー<近代>の運命(仮)」
4回目は「岡倉覚三とは誰か(仮)」というようなところを約束しています。

岡倉に関しては。1970年代に紀伊國屋新書から『岡倉天心ー事業の背理』を出して以来、平凡社『岡倉天心全集』の本文校訂。學藝書林『詩の迷路』、ミネルヴァ書房『岡倉天心』、『茶の本』の新訳など、出版に関わってきました。
その間に、ボクの「岡倉」観も大きく変貌しました。ミネルヴァの本を書いているあたりから、その変わった成果を語れるようになり、直後の日本国際文化研究センターでの共同研究、数年前ボストンのガードナー美術館とハヴァード大学での「岡倉シンポジウム」に招かれての報告はそのダイジェストでした。その間ABCで「日本美術史」解読を試みたり、The Book of Teaを読んだりしつつ、その成果を踏まえて明石書店の『新訳茶の本』を出しましたが、それ以来、岡倉について語ることはなくなっていました。
でも、語る機会がなかったあいだなにも考えていなかったわけではない。かえって、それまでの考えを吟味しなおし、磨きをかける時間だったような気がします。 
こんかい、せっかく招かれた機会にそんな成果をお伝え出来たらと願っています。

こんどの話の準備をしているあいだ、もう40年以上も前、ハーヴァード大学の図書館に通ってフェノロサのノートをコツコツ写していたこと、富田幸次郎さんご夫妻が、自宅や行きつけの中華料理店へ連れてくださって、ポツポツと「岡倉先生」の思い出話を聞かせて下ったことなどが、妙に懐かしく思い出されました。あのときの、ボストン滞在は貴重なかけがえのない時間だったのに、その後のボクは、ボストンでの経験をなんにも活かしてこなかったのではないか、という自省と、あのころのボクはなんにも知らなかったなぁという感慨がいま身にしみています。

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