清水興『徒然GROOVE』

NANIWA EXPのベーシスト清水興のブログ

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                  (c) Tae Udagawa

駆け出しの頃からの旧友、宇田川妙のソロライヴツアー、It's Not Too Lateを観にB-Roxyへ行った。
B-Roxyと言えば、Loft-6の昔から、かれこれ40年近くJAZZのライヴハウスを続ける老舗中の老舗だ。
現在は、ちょうど俺達が駆け出しの頃にお世話になっていた、黒門市場のはずれのLoft-6と同じ場所に戻って来ている。
店の名前と内装は変ったが、階段を下りると変らぬ笑顔でママが迎えてくれた。

1件打ち合わせが入っていた関係で俺が行った頃は後半になってからだった。
観客との語らいの中から話題に上った70'sのPOPSを回想風に演奏していた。
実にリラックスした雰囲気だ。
以前、トリオで演奏していた頃に比べてぐっとスルスルな感じになっていたのが印象的だった。
うろ覚えの曲をステージで披露することなど無かった彼女だが、この日は思い付くまま様々な至極の名曲を次から次へと抜群のボイシングで披露するのだ。

中でも圧巻は'70年に第1回東京国際歌謡音楽祭でグランプリに輝いたヘドバとダビデの"ナオミの夢"をヘブライ語で唄ったことだった。
オソルベシ記憶力!
他にジリオラ・チンクエッティの"コンドルは飛んで行く"のイタリア語バージョンなど、中学生の彼女の脳裏に刻まれた記憶が次々と蘇る様は、まさしく人間タイムマシンのようだった。

JAZZにPOPS、更には歌謡曲に至るまで、実に良質な名曲の数々を堪能した後、今回のツアータイトルでもある彼女の名作、"It's Not Too Late"でライヴは幕を閉じた。

実に贅沢な時間だった。
久々に良質のエンタテインメントにどっぷり浸からせてもらった。

3年前から始まったこのIt's Not Too Late Tourもこの日で77回目を迎えたと言う。
旅を通じて彼女の芸はますます深みを増すと共に、披露されるパフォーマンスはシルクのごとき優しさに満ちた肌触りを持って会場を包み込んでいた。

今後の活躍をより一層期待したい。

Peace,


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