第二次世界大戦中に捕虜となったドイツ人の話らしいですが、実話を基にして映画化したようです。
終戦後、戦犯としてシベリヤ収容所へ送られ、家族に会いたい一心でそこから脱走して9000マイル先の祖国まで歩き続けた数日間を物語にしたもののようです。
あまり詳しく物語りの記述は出来ませんが、逃走中に出会った人間たちとの感動的な物語です。
収容所から脱走して、一本の木も無い雪原を一週間近く500Km以上も歩き続けたり、雪原の中で食料が無くなり、一人天に食料を下さいと祈ったり、途中で出会った人間が悪い奴だったりいい人だったりしました。
苦難を辛うじて潜り抜け、やっとの思いで故国への国境を越えると、そこに待ち構えていたのは・・・。
・・・思わぬ展開でした。
やがて家族の住む自宅へと戻る事が出来るのですが、元気良く「ハーイ、今戻ったよー」とか、前もって家族に連絡して暖かく迎えてもらうと言う事も出来ず、盗人のように窓の外から家の中を覗き見る事しか出来ないようでした。
・・・僕はこのシーン、良く判るような気がします・・・
丁度何処かに出掛ける様だったので、そっと後をつけて行く。
そこは教会で皆が神父の話を聞いている時、娘が何かを感じ、後ろのドアの方をそーっと振り向いて見ると夢にまでも見た父親が立っている。
何かに憑かれたようにゆっくりと歩き出し無言のまま父親に抱かれる。
それに気が付いた奥さんが、やはり静かに歩み寄り、涙ながらに、無言のまま三人で抱き合う。
やはり、こう言う場合、言葉が意味を成さないようですね。
言葉にすれば、言葉どおりのものしか伝わらず
その無言が、かえってレス・イズ・モアで、より多くのものを語っているのだと思われて仕方がありませんでした。
最後の場面は、涙が流れて止まりませんでした。
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