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(2)からのつづきで、これで終わりです |
エッセイ
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(1)からのつづき |
このエッセイも以前書いたもので、初期にUPしたもののリベンジ編です。コメントをお願いします。 私は、ここ数年三度の食事は外食に頼っている。はじめの頃は外食が嫌で嫌でしょうがなく自分で作っていたけれど、これが意外と楽しいものだということが分かった。新聞の今日の献立だったか、そのとおりに作れば結構美味しい物が作れると自信が湧き、太刀魚の甘酢あん掛けなどと、普通料理屋さんでは食べられないようなものに挑戦してみたりした。これが娘にとても好評で、喜んでもらえれば作る側としたらこんなに嬉しいことは無く、しばらくはコックまがいの事をしていた。いつだったか娘が「お腹がすいたー」と言って帰ってきたので、得意のビーフシチュウを作ってあげようと7時頃から買い出しに行って作り始め、出来上がったのが10時を少し回ってしまった事があった。ビーフシチュウそのものは温かかったが最初に作った物はすでに冷めてしまっていたりしたが、それでも娘は「美味しいね」と言ってくれ二人でワインなどを飲んだりして、結構楽しい一時を過ごすことができたりもした。 (つづく)
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このエッセイも以前書いたもので、初期にUPしたもののリベンジ編です。コメントをよろしく。 その日は肌寒い日で、いつも着ている好きなレンガ色のコートに身を包み、両手をポケットに突っ込んだまま渋谷の駅の階段をリズミカルに下りていた。その時、背中にリュックを背負った今風の若者が勢い良く階段を登ってきて、すれ違いざまに「シュッ」と音がした。私はハッとして立ち止まり、音のした右ポケットの方向を見てみるとコートが破れていた。きっとリュックにカギ状フックが付いていて、それに引っ掛けたんだなと思い若者を目で追ったが、もう遠くに走り去っていた。大好きなコートだったのにとウラメシク若者の消え去った方向に目を据えながら、予期せぬ事が起きるものだなとあれこれ状況を想像していて、さらにビックリさせられた。何とコートのボタンが引きちぎられ、附近の布地がそれに伴い破れてしまったのだという事に気が付いた。直径2センチもあるボタンが、すれ違い様に相手のリュックの2・3センチのフックか何かに、丁度ボタンを嵌めたかのようにして引っかかる事などあり得る事ではないが、まさにあり得ぬ事が起きた事件であった。 すると似たような事件が何日も日をおかずに続いて起きた。確認申請を出そうと朝早くから柏市まで向かう途中での話である。久しぶりに満員電車に乗った。悪い事に、その日は信号機の故障で電車が遅れていたようで寿司詰めのギューギューだった。車内では、降りたい駅に降りられない女子高生などがいて可哀相だった。私も日暮里で降りようと降りかけたが、持っていたカバンが乗客に引っ掛かり降りるのにてこずっていた。出口に近づこうと必死にもがいていると、何か動くたびに腰周りが引っ張られる。良く見ると私のズボンのベルトがはずれ、あろう事か前にいる男性の背広のボタン穴にベルトのフックが引っ掛っているではないか。出口に近づけば近付くほどベルトが抜き取られ、私は降りる事よりベルトを取られまいと、その男性から離れたくなかったが、今度は降りる人に押し流されてホームに出た時は、すっかり抜き取られベルトだけが車内に取り残されていた。普通ならばベルトを抜き取ると、ズボンが足元へずり落ちパンツ丸見えのマンガのような事態が想像されるが、幸いにも歳のせいか、あるいはその時履いていたズボンのせいか、ベルト無しでも何とか腰に引っ掛っていた。そうこうしていると、今度は常磐線からの乗客が乗り遅れまいとドッと流れ込み、あれよあれよと言うままに車内に押し戻され、ベルト近くに行く事ができ無事返してもらう事が出来た。その時ベルトを返してくれた男の顔が笑っていたが、その笑いの中に何故か気恥ずかしさが現れていて、私の恥ずかしさを代弁してくれているようだった。
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私は子供の頃から、大して勉強しなかったせいか視力は良い方だった。と言っても両目共1.5だったから普通だったかも知れない。高校生の頃、友人に剣道の初段を持っている奴が居て、ひょんな事から子供の頃のチャンバラの話になった。今の子供達はチャンバラなんてした事が無いであろうが、僕らの子供の頃は男の子は皆夢中になっていた。そこら辺に生えている背の高い草の幹を刀にしたり、竹や棒を刀の代わりにしたものだ。僕は強いほうで負けたことが無かった。と言うと少しオーバーで全く負けた事が無かった訳ではないが、強かった。私の父も剣道は有段者ではなかったが、3段の人と試合をして勝った等の話を聞かされた事があったので、そんな記憶からか、お前などに負けるわけが無いじゃないかと強がり、結局試合をすることになった。(後、父の話はオーバーで嘘だと分かったが・・・) |



