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新・そば通信
新・そば通信は蕎麦屋さん訪問の記事を中心に蕎麦についてのあれこれを紹介します。

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取引先のKさんから福島(大阪)においしいそば屋があることを聞いたのは、
もうひと月以上前のことになります。
詳しい場所を聞いて唖然。
毎週1回、多いときには3回もその取引先に行くために通っていた道、
路地なのですが、そこから微妙に見えるところに“むもん(無文)”はあったのです。
オープンして約半年。
新しいそば屋を足で見つけることに生き甲斐(?)を感じている私としては、
こんなところにあるそば屋にまったく気がつかなかったことに地団駄を踏む思いでした。
ようやく、訪れるタイミングを得て
心高鳴るワクワク感と同行二人で勇躍“むもん(無文)”へ。

そこはおでんで有名な“花くじら”の新店の奥隣。
福島天満宮の目と鼻の先です。
引き戸を開け、中に入ると短い通路を経て、上がり框があり、その先に二階に上がる階段があります。
食事処は2階にあるようです。
入ってすぐに、ピンポ〜ンと来客を告げるドアホーン。
しばらくたっても何の応答もないので、
こちらから『ごめんください』
やがて
『どうぞお上がりください』の女性の声にうながされ、
靴を脱いで二階に上がると、先客が三名。
4つあるテーブルの奥から2番目に腰掛けました。
一杯に詰めて、一卓6名で24名。
普通だと4人掛けで16名。席数の割にはゆったり感があります。
尤も24名は無理としても、16席満席とそうともいえないかも知れません。
注文を取りに来た先ほどの声の主。
奥さんだと思われますが、昼のメニューは『今日のらんちセット』のみで
『十一蕎麦』と『日替わり一品(ご飯物)』それに小鉢がついて900円です。
つゆが『辛味大根汁』と『普通だし』のいずれかを選べるようになっていて、
私はオーソドックスな『普通だし』を選びました。
あとでメニューをよく見ると、プラス100円で両方選ぶことも出来るようで、
なかなかおもしろいアイディアだと思いました。
場所柄どちらかといえば安めの設定ではないかと思います。
本日の『日替わり一品(そば米御飯?)』も小鉢の『油揚げとこんにゃくの煮付け』も丁寧に作られていて、
味も良く、夜の部の酒肴に期待がもてる出来映えでした。
肝心のそばは、モチッとしたしっかり目の食感で、好みとは違うものの仲々いいそばだったと思います。
つゆもしっとり落ち着いてそばとの相性もよく、
夜の部の“十割蕎麦”にも十分期待がもてそうです。

店の雰囲気、インテリア、もてなし、器、らんちの構成、料理、そば、そして価格、
それらが今の福島という立地との兼ね合いも含め、大変バランスの良い店となっています。
朝日放送が近くにあり、ほとんど時を同じくしてスタートしたはずで、いろんな情報を収集し、
それらを発信する放送局というシステムが近くにあることを
十分に意識した店づくりとなっていると思われます。
というか、現代的なそば屋のエキスを抽出した店造りに相応しい立地、
最もそれを活かすことのできるこの場所を選択したセンスのよさをいうべきなのかも知れません。
逆にこの地で人気店となるが故に、(普通の)蕎麦好きには入りにくい店となる可能性も大です。
この店の存在を教えてくれたKさんが初めて“むもん(無文)”を訪れたとき、
朝日放送の人気アナウサーが来店していたそうで、
その彼の口から“むもん(無文)”の情報が電波に載る可能性も大いにあり、
そうなるとますます人気に拍車がかかります。
店側とすれば、そういったタレント的なお客が常連となれば華やいだ雰囲気にもなり、
その華やかさに憧れて別種のお客が増え、まさに大繁盛ということにもなる訳です。
静かに旨い酒、旨い酒肴、旨いそばを頂きたいと思っているそば好きにとっては、
あまりありがたくない客種で満々るという危険性も孕んでいます。
つまりこの立地が仇をなす、という展開です。
いずれにしても、夜の部は一度は覗いてみる価値は十分にありそうです。

[DATA]
十割そば工房むもん
大阪市福島区福島2-7-5
TEL.06-6453-8685
営業時間
11:30〜売り切れまで
17:30〜21:30
(予約優先)
定休日/日・月

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