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天神橋筋商店街は南北2.6キロメートル、店舗数600店を誇る日本一長い商店街といわれている。
南端には天神祭で有名な大阪天満宮、そして今や大阪の新名所となった天満天神繁盛亭がある。
その繁盛亭の昼席(午後2時30分〜午後5時終演予定)を楽しんだあと、
ゆっくりと商店街を散策しながら北上すれば、
まさしく“たかま”の夜の部の開演時間にぴったりというタイミングだ。
これは贅沢な“たかま”の楽しみ方。
では“たかま”の魅力とはなんだろう。
一口に言えば《程のよさ》。そば店としての《程のよさ》だと思う。
まず、店構え。
こじんまりとまとまり、圧迫感のない、
しかし緊張感のある設えはモダンな茶室といったところか。
4人掛けの小卓と10人掛けの大卓の配置のバランスも良い。
料理はもちろんソバも含め、センスのよさを感じさせる逸品ぞろい。
メニュー構成も程がいい。
そば店ならではメニューに加えて、
あまり手間のかからない料理も適当に加えられていて、
全体としてのメニューの多彩さも感じさせる。
手作り料理は丁寧に創られていてそれぞれレベルは高い。
“出汁巻き”はそば店では珍しく巻き簾できっちりと形が整えてある。
『そばがき』もいい。『焼き味噌』も見かけは普通だけれど一味違う。
『天ぷら』も秀逸だ。
『そば寿司』は見ているだけでも惚れ惚れする。
酒も【白岳仙】をはじめ、程よくセレクトされている。
私にとっての“たかま”は新しいタイプのそば店のスタンダードだといえる。
スタンダードだから、できれば“たかま”の上をいくそば店と出会いたいとは思っている。
ソバだけ、料理だけ、雰囲気だけならそんな店もあるだろう。
しかし、トータルにこのスタンダードを超えるそば店にはなかなかお目にかかれない。
手強いスタンダードだといえる。
わがままな客の贅沢な希望としては、
少しソバではじけて、ソバの新しい地平を垣間見せて欲しいとも思うが、
そうなると几帳面で優等生的な程の良い“たかま”の
バランスのとれた魅力が損なわれそうな気もする。
そこのところは別のそば店で担っていただくとして…
いずれにしても
居蕎麦屋として蕎麦屋酒がこころゆくまで愉しめる
貴重な、いや関西では希少なそば店だと思う。
こんな店が近所にあればと願うのはひとり私だけではないだろう。
[DATA]
蕎麦たかま
大阪市北区天神橋7丁目12-14
グレーシィ天神橋1号館1F
06-6882-8844
西国三十三ヵ所蕎麦三昧麗場 凡例
1.そば屋 ☞ そば店
2.ソバ = そば切り
3.店名は “ ” くくり “たかま”
4.品名は『 』くくり 『そばがき』
5.酒名は【 】くくり 【白岳仙】
6.蕎麦 = 穀物全般(植物としてのそば)
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麗場巡りも時を選ぶというか
ゆったりした たかまに 文句のつけようは無い
一人で 14席は広すぎるんですね 多分。。
二番が待たれるが・・たかまレベルの店で揃える
難しさがあるのが 関西の辛いところです。
[ 辛汁 ]
2010/1/11(月) 午前 9:22
おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
[ 悲歌慷慨 ]
2010/1/11(月) 午前 9:37
一番は「たかま」ですか。
最初からハードル高いですね。
全てが美味しそうですね。
私は年が明けてからまだ一度もお蕎麦を食べに言っていません。(T_T)
ああ、美味しいお蕎麦を食べに行きたい。
2010/1/11(月) 午前 11:36
出し巻き玉子も蕎麦寿司も見事ですね
2010/1/11(月) 午後 6:38
早速、たかまの記事を探しにきました。
実はこの店は知っています。というか、以前にどなたかのブログを見て帰国した際に、行こうとどんどん天神橋筋商店街を下ったのでした。
しかし、なぜでしょう。 いや たぶんわかるのではないでしょうか?
本物に出会うときの緊張感とでもいうのでしょうか?
自分にその準備ができていないときは、まっすぐに立ち向かえないような、そんな気持ちで、あの焼き板の壁を前にそのまま帰った覚えがありました。
実際には、店に入ろうとしたその瞬間に、比較的若い夫婦と小さな子供が店から出てきたので、正直 思っていた格ではなかったのではないかと思い気分がさがったのですが、その緊張感が覚めていったのかもしれません。
おっしゃるようないいお店であると、自信をもっていたなら扉をあけたでしょうに、残念なことをしました。 おかしな話かもしれませんが、無類の蕎麦好きは、期待感があればがっかりしたくない気持ちはお分かりになるかもしれません。
[ - ]
2011/6/19(日) 午前 3:57
確かに
扉を開ける前の
期待と不安の入り交じった気持ちは
たかがそば屋に入るだけなのですが
緊張感の極みですね
2011/6/20(月) 午前 11:33