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『そば豆腐』 かね井にあって一番の『難題』
今回は今までで一番美味しく感じたが、でも未だ味わいどころが掴めない
のどごしなんだろうか?
それとも鼻のいい人にはたまらなく蕎麦の香りが立つのだろうか
私的には甘めに仕上げ杏仁豆腐のようにデザートとして提供すればどうだろうかと思うのだが…
酒肴が少ないのと、だし巻きが出来なかったため、分からずも注文してしまった。
『ざるそば』
間違いなく私が頂いた本年最高のソバ究極の味わいだった
最近食べるソバのほとんどが違う!!という結果だったが
“にこら”で一安心、“たかま”で二安心
そして“かね井”でこれだ!!ソバはあった!!と叫びたい気持ちだった
鴨がたいへん柔らかくどこの鴨なのだろう
それとも調理法?
聞くのを忘れた
汁には鴨の旨味が満ちあふれていた
その中に今にも溶け入りそうな
たおやかなソバ
スピード勝負で急いでいただきました。
これで本年は打ち止め、かと思いきや
今日、女房は“堂賀”に行こうと誘いをかけてきた…
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西国三十三カ所 蕎麦三昧 麗場巡
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それでも20分は待ったでしょうか、
先客達が席を立ち始め、私たちが一番奥の席に通されたときには、
若い女性と若い男性客、
それと私たちの後から入って来た二人の老人だけとなりました。
中盤近くは私たち二人だけとなり、
ゆったりとした気分で“かね井”を満喫できました。
先客達の中では
上り框に一番近い席でビールを飲んでいるお客がいましたが、
他に酒類を注文しているお客はなかったようです。
お勘定も二人で2000円台と、ソバのみを注文しているようです。
たまたまだったのか、それとも昼だったからか、
いわゆるそば屋酒を愉しむ習慣は
関西ではまだまだ定着していないのかも知れません。
“かね井”の魅力とはなんでしょうか。
静謐さ。
ガラス戸一枚で表通りと隔てられているだけですが
聞こえるのはソバをすする音だけです。
そしてそれに見合った静かな接客。
蕎麦屋としての間尺にあった料理。
一口頂いただいただけで、
一瞬にして感じ取れるソバならではの味わい。
(尤もこれは私にとって、と付け加える必要があるかもしれません)
穀物としての蕎麦の魅力を遺憾なく引き出したソバ切りは
たおやかさの中に力強さを秘めています。
ソバの実が粉となり水を得てたどり着いた究極の味わい
まさしく感動の出会いです。
酒よし、酒肴よし、ソバよし
まさしくソバ屋以外の何ものでもない、
ソバ屋としての魅力を十全に、そして静かに表現した店。
それが今回の“かね井”でした。
心に大きなゆとりをお土産に頂き、店を後にしました。
お通し 山葵 けっこうピリッときました
これも定番 そばがき 何もつけずに頂ける滋味
写真のみ続く
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年末年始にお気に入りのそば店でそば屋酒を楽しむことが
我が家の年中行事になりつつあります。
年末は京都の“にこら”
年始は奈良の“玄”で定着化しつつあったのですが、
“にこら”には11月に訪れたこともあって
今年は“かね井”にしようと女房が提案しました。
わたしに異論があるはずもなく、問題があるとすれば、
“かね井”は予約できないという点だけです。
そのことを踏まえ、長蛇の列の末尾で長時間並ぶことも、
また、最悪売り切れご免ということも覚悟の上で行くことにしました。
もう7〜8年も昔のことですが、私自身、初めて“かね井”を訪ねた時は、
この最悪の事態に遭遇したのでした。
店からあふれた数人が店の前に並び、聞くと現在並んでいる人分だけで売り切れご免ということだったのです。
また、神戸から向かう私たちにとって
“かね井”は決して交通の便のいいところにあるわけでもないので、
どのようにたどり着くかも悩みどころです。
私独りなら、どんな方法でもいいのですが、
歩く事が苦手な女房と一緒なので、
出来るだけ歩く距離の短いルートを選ぶ必要があります。
そこで今回選んだのは、JR京都駅から大徳寺を通る市バスに乗り、
大徳寺から歩くというルートでした。
JR京都駅のバスターミナルの案内所で
「40分は覚悟しておいてください」と言われたのですが、
運良く30分弱で大徳寺に着き、
あとは5〜6分で“かね井”に。
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栗と赤地鶏のうま煮
石川小芋と新銀杏(大徳寺納豆と山葵の漬け醤油)
追加[柿と自家製鴨の生ハムの白和え] 〆のざる あまりの旨さに私は2盛
このあと女性達は仁挽き杏仁豆腐とそば玉入りぜんざいのデザート
わたしも少しおこぼれに預かる
食べも食べたり、飲みも飲んだり
いいソバが食べられて一安心
考えてみれば、“たかま”や“かね井”レベルのソバが
あちらこちらや昨日今日の新店で食べられるはずがなく
ちょうどそれらの店に出会えた10年前は
私のソバ人生における幸せな時期だったのだろう
それは同時に関西のソバ店の黄金期であったのかもしれない
はたして関西に第2の黄金期は来るのだろうか
【DATA】
〒602-8446 京都市上京区智恵光院通五辻上ル五辻町69-3
TEL.&FAX. 075-431-7567
定休日 毎週水曜日&第三火曜日
営業時間 11:30am〜14:30pm,17:30pm〜20:30pm
駐車場2台
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本当においしいソバはもう食べられないのかもしれない、と思い始めていた矢先。 東京からテディベア作家のFさんが ジャパンテディベアフェスティバル2010 in KYOTO出品のために京都に来られるとのこと。 彼女は毎年バレンタインデーに、ゴディバも真っ青の 素晴らしい手づくりチョコレート菓子を送って下さる。 不肖私にとっては唯一のチョコレートではあるけれど、 量より質だといつも喜びつつ感心している。 そのお返しと言うわけでもないけれど、 関西に来られる時には旧交を暖める意味で酒を酌み交わす。 もう何年か前、大阪にこられたときには“たかま”に招待して大変喜んでいただいた。
今回は京都なので迷わず“にこら”を予約。 最近の個人的なソバ食事情からして、最後の砦も危ない!という悲壮感が半分、 いやきっとうまいソバにありつけるに違いないという期待が半分。 場所は今出川通から智恵光院通を上がり、五辻(いつつじ)通を越して2軒目。 京都は東西の道も南北の道も通というので名前からだけだと 地図上に具体的なイメージが湧いてこない。
大雑把に京都市における目印は“首途八幡宮”。
と言いたいところだが、これを正しく読める人がいるだろうか? 今回もフェスティバル会場近くの四条河原町からタクシーに乗ったのだが、 『源義経が奥州の平泉にいく時、道中の安全を祈願して出立したといわれる。 “かどではちまん”の近く』といったのだがご存じなかった。
私としてはこれで目印としては十分だと思っていたので “にこら”の住所を控えてこなかったのだ。 少し焦ったけれど、智恵光院通を北上して事なきを得た。 神社仏閣が溢れかえっている京都にあってはこの程度(失礼)のエピソードでは 万民の記憶に留まらないのかも知れない。 ソバ好き、蕎麦屋好きの人間にとっては智恵光院通の方が記憶に留めるべき名前だろう。 “にこら”からさらに北に600m。鞍馬口通との交差点、 といっても小さな四つ辻だけれど、 南東角にあるのがあの“かね井”だ。 広い日本にあって南北わずか600mを隔てて 私が思う最高レベルの好対照のソバ店があることの奇蹟。 いつか昼時に、この二軒をはしごしたいという いつでも出来そうで未だ実現していない ささやかで壮大な私の夢。
さて、 “にこら”は私たちの予約席を除いてほぼ満席の盛況ぶりだった。 客層は意外に若い。 夜の“にこら”は、初めてだったが、こんな客層なのかと少し驚いた。 この夜、私たちはメニューの大半を頂くことになる。 一言で言うなら、 素材と真摯に向き合った逸品ぞろいの、居酒屋レベルを保った気軽な料理。 まさしく居蕎麦屋の酒肴だ。 穀物としての蕎麦を使っていなくとも居蕎麦屋の香りがする。 この店のテイストがどこからくるのかは分からないけれど、 割烹蕎麦店や懐石蕎麦店にはない、 蕎麦屋としての間尺にあった“香り”のする料理だ。 内装が洋風であることや、ジャズが流れていると言ったことは、 この“香り”になんら影響はない。 まずは定番から(続く)
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