浮遊船

しばらく旅行記が続きます…すいません

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「まらそん侍」

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1956年
監督:森一生
脚本:八木隆一郎
音楽:鈴木静一
原作:伊馬春部

出演:勝新太郎、嵯峨三智子、トニー谷、益田キートン、大泉滉、三田登喜子、夏目俊二、旭輝子
   清川玉枝、千葉登四男、小川虎之助、十朱久雄、佐々木孝丸、東良之助、伊達三郎

★★★★
へえ〜、勝新太郎ってこういう作品にも出てるんだ…と思った。
劇場に貼ってあった解説には、NHK放送劇の映画化と書いてあったが、
この「まらそん侍」というのはテレビで人気だったようですね。
こういうナンセンス時代劇、好きです。
でも、おかしな演技で笑わせてくれたトニー谷、益田キートン、大泉滉という名前には
私は馴染みがなくて、正直あまり知りませんでした。
劇場では、画面に出てきただけでクスクスっと笑っている人が多かったので、
ああ、そういうキャラクターなのだな…と分かったのでした。
確かに、出てきただけで、なんだか面白い(笑)

「遠足の儀」(マラソン)の上位5人には、褒美として家宝の金の煙管(ありえない大きさ!)を吸うことを
許された。その5人の中の数馬(勝新太郎)と幾之助(夏目俊二)は勉強も武芸も同レベルの親友同士
だったが、金の煙管を運んできた家老の娘千鶴(嵯峨三智子)に2人揃って惚れてしまう。
そんな中、千鶴の父である家老・鑑物(小川虎之助)のところに、
次席家老が自分のバカ息子市之丞(大泉滉)と千鶴の縁談を持ち込んできたが、千鶴ははっきりと断り、
鑑物もやんわりと断るのだった。
市之丞が求婚したのを知った数馬と幾之助は、千鶴が断ったとも知らずに大黒屋でヤケ酒をする。
そこで数馬は、大黒屋の娘お糸(三田登喜子)に惚れられる。数馬と幾之助は、藩校の師から、
「ぶち当たってみないで、何が失恋だ!」と喝を入れられ、2人揃って正々堂々と千鶴に
求婚に行く。2人に好意を抱いていた千鶴は迷って決められない。
そんな中再び「遠足の儀」が開催されることになり、殿の提案でこの競争に勝った方に千鶴をやる、
ということになったのだった。
一方、自分の息子の求婚を二枚舌で断られたことに恨みを抱いている次席家老は、顔役の政五郎達や、
泥棒3人組の丹九郎(トニー谷)、勘六(益田キートン)、お紺(旭輝子)らを使って
家老の保管している金煙管を盗ませて困らせてやろうと計画していた。決行は「遠足の儀」の日。
果たして千鶴はどちらのものになるのか?数馬に思いを寄せるお糸はどうなる?
そして金煙管の運命やいかに…。

こういう爽やかな恋愛って良いですよね。
男同士の友情は友情、恋愛は恋愛って、ちゃんと別物になっていてドロドロしない。
この作品の恋している人、皆情熱的でさっぱりしててストレート。(特に女性2人がいい!)
だから見ている方は全員応援したくなるし、どんな結末になっても納得できちゃうだろうな、と。
数馬と幾之助は2人揃って求婚、蹴落とすような真似は絶対しない、恋敵でも助け合う、
ホント正々堂々としていて、微笑ましい。
きっと、嵯峨三智子演じる千鶴が、サバサバしてて気が強いから良いんだろうな。
このサバサバしているというのは結構重要。このキャラクターだから、作品も清々しくなっているのだ。

それにしても、この作品の嵯峨三智子を見ていると、
あー、やっぱり親子だなあ…とつくづく思う。
山田五十鈴にそっくりだ。
馬を乗り回す姿は、可愛いしカッコ良いし、素敵♪

1番健気で応援したくなったのは、三田登喜子演じるお糸。
偽手紙で呼び出し、ビンタされても「何されてもこうやって一緒にいられれば良いの…」と言い、
マラソンの時は駕籠に乗って数馬の横にぴったりくっついているし、
悪い奴らが待ち伏せしているのを数馬に知らせたり…と「あたいはあんたが好き♪」と
ストレートに思いを伝えるところが、とっても好感持てる。
だから、ラストはと〜〜っても嬉しかった。
三田登喜子って初めて意識して見たけれど、綺麗な人ですねー。

これを見ていたら、“好きな人ができたら、兎に角当たって砕けるべしだな!!”と素直に思えた。
もし今恋愛中だったら、勇気を与えられたかも(笑)
汚いことをせずに(勿論、汚いことなんかしませんよ!)、ストレートにガツンと言えばいいんだ、と。

悪役も一応出てくるんだけど、その悪役の利用するのがトニー谷、益田キートンらときてるから
おかしくておかしくて、そのお蔭で悪役に対する腹立ちや不快な思いが和らげられている気がする。
トニー谷のそろばんを使った演奏や益田キートンののっそりとした動きと喋り方、
突然繰り広げられるトニー谷と旭輝子による歌でのやり取り…どれも楽しかった。
こういう人達が悪役の一味になってくれると、楽しい気持ちで観られるから良いよな。
だって、絶対失敗してくれそうだもん(笑)

バカ息子を演じた大泉滉は、なんといってもあのマラソンでの変な走り方が面白い。
あれは…どう考えても逆に疲れるだろうと思うけど、あのちょこまかとした動きを見ていると、
“ああすればマラソン早くなるかも!?”という錯覚を抱かせる。
それから、あの喋り方も面白い。バカ息子役にぴったりだった。

本作のような笑いは、私の“ツボ”ではないのだが、楽しく見られるから結構好きだ。
特に大泉滉の走り方と、トニー谷の関所でのやり取りは好きだったな。
トニー谷がマラソン走者の武士に化けて関所を通過しようとするのだが、
役職と姓を名乗れと言われて、困った挙句に「姓は丹下…」と(笑)
「はて、どこかで聞いたような…」と首をかしげるお役人だが、こういうやり取りって好き。

勝新、美男子ですな〜。こんな爽やかな勝新もあるんだな〜。
やっぱりいい顔してる!と思いました。
マラソン、皆頑張ってました。本当に息を切らして走っていて、大変そうだなーと。
マラソンシーンも見ものですね。

好青年2人(勝、夏目)、おかしな3人(大泉、トニー谷、益田キートン)、
それに殿様や家老などなど、男性陣も勿論良いのですが、
なんといっても女性陣が素敵な作品でした。
嵯峨三智子と三田登喜子、そして清川玉枝も♪
かなり共感できる、そして好感を持てる女性陣でした!

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これずっと前に渋谷パルコ劇場で(まだ映画上映もしていた頃)観たのですが、面白いですよねー。…いや「天狗飛脚」と記憶が混ざっているかも。どっちも観てはいるけどね。

2007/6/29(金) 午前 2:08 コロンバス

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塀告斎さん この作品、楽しめました♪「まらそん侍」という作品名からして、ウキウキしますね!「天狗飛脚」という作品は観たことありませんが、本作と似た感じなのでしょうか…。観てみたいです。

2007/6/29(金) 午後 10:39 [ アヒル ]

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