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1952年
監督:野村芳太郎
脚本:中山隆三
音楽:木下忠司
出演:石濱朗、有島一郎、小園蓉子、北龍二、美山悦子、磯貝元男
★★★+
野村芳太郎監督のデビュー作。観ることができて嬉しい!
伝書鳩を飼育している友人(磯貝元男)から、1番の小鳩を貰った勇(石濱朗)。
ところがあまり自分に馴れてくれないので、大切な親鳩を友人から借りることにした。
暴風雨の中も鳩を守った勇だったが、大切な親鳩を猫に殺されてしまう。
そのお詫びに働いて2万円を返そうとする勇だが…
石濱朗が若い!そして、なんとなく演技がぎこちないというか…ちょっとくさいかな(笑)
でも、思わず微笑んでしまうような、そんな演技(笑)
鳩への異常なほどの愛情が伝わってくる。
これは、高校生の設定だよな?鳩を飼っても良いと父親(有島一郎)に許しを貰って
あんなに喜ぶ高校生って…今では想像がつかないけど、平和だなーって感じる。
良い子だなー良い子だなー、って。ほんっと、素直そうな良い子…となぜか親目線(笑)
暴風雨の中、鳩小屋を守る場面もなかなか迫力があった。
石濱朗が雨で滑りながらも小屋へと急いだりするところが、結構緊迫感あって、
頑張れー頑張れーって、思わず心の中で応援を(笑)
だって、この後、鳩に何かが起こるってことはなんとなく分かっているものだから、
それだけに素直なこの子を悲しませたくないなー…なんて思ってしまうのだ。
友人の親鳩を死なせてしまって、高校も休んで、山梨のぶどう園でバイトみたいなことを
しているんだが…いいの?と思うけど、これ実話なんだよな。
責任感の強い男子だったのだな。
ストーリーとしては、特に凝ったところはないのだけど、
爽やかに纏まっているところと、画面に結構迫力があったところが好きでした。
温かな気持ちになる、そんな作品だったかな。
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