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映画感想―新藤兼人

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「惡党」

イメージ 1

1965年
監督・脚本:新藤兼人
音楽:林光
原作:谷崎潤一郎

出演:岸田今日子、小沢栄太郎、乙羽信子、木村功、宇野重吉

★★★
前半は少し間延びしたような感じだったが、後半(特にラストに掛けて)は緊迫感が溢れていて
ドキドキした。乙羽信子のいやらしさ、汚さが前面に出て活かされている役だと思った。
日本全国を賭けても良い程の美女が岸田今日子というのは初め違和感があったが
(その当時はお歳を召してからの岸田今日子さんしか印象になかったので…)
今となっては可愛らしい女優さんだからな…とまぁ納得です。

「強虫女と弱虫男」

1968年
監督・脚本:新藤兼人
音楽:林光

出演:乙羽信子、山岸映子、殿山泰司、観世栄夫、中村良子

★★★
強かで生命力に溢れる女性を乙羽信子が好演している。
こんなに飾り気がなくて汚らしくいやらしい女性を演じられるのはこの人だけかも知れない。
女のしぶとさ・強さに比べて、男のひ弱なこと!
新藤監督の作品には、静の画面が多く挿入される。そうかと思うと大げさな表情のアップが連発したり。これは…モンタージュというもの?!
ここでもテンポの良い会話と共に表情が交互に写る。そういった画面の用い方も特徴的だ。

「薮の中の黒猫」

1968年
監督・脚本:新藤兼人
音楽:林光

出演:中村吉右衛門、乙羽信子、太地喜和子、佐藤慶、戸浦六宏、殿山泰司

★★★
幻想的な怪談。中川監督を思いだす。
能の表現が合間に挿入される。それは妖艶さと不気味さを静の動作によって表現したものなのか。
乙羽信子の舞いはまぁまぁ。やはり能と言えば山田五十鈴のは見事だった。

「縮図」

イメージ 1

1953年
監督・脚本:新藤兼人
音楽:伊福部明
原作:徳田秋声

出演:乙羽信子、日高澄子、山田五十鈴、山村聡、宇野重吉

★★★★★
乙羽信子の演技が素晴らしい。
この女優を美しいと思う事はあまりないが、美しい人には表現できない光るものがあると感じる。
不思議な力強さというか。
山田五十鈴もさすがの演技。だがやはり涙を誘うのは宇野重吉。
迎えに来たところなんかは、はらはら泣いてしまった。
貧困の苦しさ、悲しさ、だがどんなにしても抜けだせない現実が描かれており素晴らしかった。

「人間」

イメージ 1

1962年
監督・脚本:新藤兼人
音楽:林光
原作:野上弥生子

出演:乙羽信子、殿山泰司、佐藤慶、山本圭

★★★★★
新藤兼人は裸のままの人間の姿を描くのが好きらしい。良い意味でも悪い意味でも。
出航初日、食事を済ませたハチは「これでやっと人間らしくなれたぁ」と言う。
まさに、人間らしくいられるのはこの「食」の欲が満たされている時だ。何を置いても「食」だろう。
しかし、本当の人間とは、「食」欲が満たされずとも船長のように理性を保っていられる、
そのように努力できる者の事なのかも知れない。
ラストは衝撃的。神は許せど自ら許せじ、か。

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