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1972年 |

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こんにちは、ゲストさん
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1972年 |
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1975年/10分/カラー 制作:キングレコード+サンオフィス プロデューサー:相田千代 監督・構成:実相寺昭雄 撮影:中堀正夫 美術:池谷仙克 編集:浦岡敬一 効果:小森護雄 音楽:広瀬量平 語り:清水紘治 日本独特な芸術である雛人形を通して人間社会の業、祈願、期待を見つめようとした。
人形の発生であるひとがた、呪術用具としての雛形が近世の雛人形に変って行く歴史をたどり、 精神の形成をみる。 日本の文化映画・科学映画・教育映画・ニュース映画・アニメーションなどの「短編映画」を 上映している“短編調査団”(neoneo坐)の上映会にて鑑賞しました。 監督が実相寺昭雄だったのが気になり、足を運んでみました。 10分間の作品ですが、シュールな出来映えの文化映画ですね。 まず、雛人形が映し出され、「雛人形は何を考えているのか…」という語りが入る。 「人間は雛人形に人間の業を籠めて自分の身を清めてきた。 それが遊びとしての人形文化と結びついて、現代のような雛人形ができたのだ。 そもそも、我々にとって人形とは遊びではなかった… ひとがた―人間にとってそれはまさに分身。人々はそこに何を籠めてきたのだろうか…」 このような語りと共に、雛人形の姿、ひとがた、地獄絵図などの映像が流される。 ひとがた―どこかの博物館に行った時に見たけど、気味の悪いものだったな… 今回再び映像で見たが、何度見ても不気味なものだ。 怨念にしろ執念にしろ希望にしろ、人間の強い思いというのは、怖ろしいものだ。 そして雛人形。雛人形に限らず、日本人形などの人形というものは ただ“綺麗”“可愛い”というものではなく、どこか不気味さを感じるものですね。 あの姿形がそう思わせるのかもしれませんが、やはり人形の歴史が 無意識の内に我々に流れ込んでくるのかもしれません。 魂を感じるのでしょう。 このような人形の魂を感じさせてくれる映像でした。 その魂とは、人間が籠めた怨念、期待、祈願に他なりません。 私は、実相寺監督の「無常」「曼陀羅」「哥」と似たような雰囲気の作品だなーと感じました。 静かな中に緊張感と不気味さがあり、糸がピーンとはっているような空気が流れている。 最後に、
「雛人形は春がくるのを願っている。人間に本当の春がくるのを願っているのだ」と語られる。 長い歴史の中で、人間の様々な思いを託されてきた雛人形は、 それらの人間の強い思いを全て吸い取って、人間に幸せな日々がくるのを望んでいるのだろう。 |
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1976年 監督:長谷部安春 脚本:桂千穂 音楽:月見里太一 出演:桂たまき、林ゆたか、山科ゆり、八城夏子、岡本麗、丘奈保美、潤ますみ、高村ルナ、梓ようこ 飯田紅子、森みどり、三川裕之、堺美紀子、田端善彦 ★★★+ あ〜、変なの見ちゃったよ〜(涙) 怖いよ〜、夢に出てきそうだよ〜!! 桂たまきの髪型も強烈だよ〜! ケーキナイフを持った林ゆたかが怖いよ〜! ケーキ屋でウエイトレスをするユリ(桂たまき)は無愛想で客への対応も悪い。 同じケーキ屋でケーキ作りをしているケン(林ゆたか)は、住み込みで働いている。 ある雨の晩、家まで車で送ってくれというユリの頼みを断れず、送ることにしたケン。 しばらく走るとずぶ濡れの女が飛び出してきて、「乗せてくれ」と頼む。 後部座席に乗った女は、ナイフで自分の腕を切り始める。ケンにナイフを取り上げられると 今度は剃刀の刃を何枚も取り出す。恐ろしくなったケンは女を引きずりおろし、挙句轢き殺してしまう。 死体の始末をするケンとユリ。ユリの部屋で、興奮状態の2人は激しいセックスをするのだった。 数日後、再びセックスをするも、どうもこの間の晩とは違うと文句を言うユリ。 あの快感を再び味わう為に、もう1度人を殺そうと提案する。(そんな〜〜!!) 2人は次から次へと人を殺して快感を味わうが、その内ケンが1人で暴走し始めて…。 作品の雰囲気、テンポの良さ、笑いすら誘うユリの台詞… そして桂たまき(迫力ありまくり)と林ゆたか(恐怖!)の強烈なキャラクター…などなど 好きな点も多い作品なのだが、私はもうただこの一点だけが苦手で苦手で… それは女性器にケーキナイフです。 ホント、作品の殆ど、顔を伏せてしまって見られなかった(涙) (ギドクの子宮に釣針も痛かったですけどね。こちらは女性器にケーキナイフが繰返されるので…) 久々に、下腹部が痛くなり、動悸も激しくなり、イヤな吐き気に襲われる作品に出会った。 私、結構、こういう作品(女性器への攻撃)を観ると、自分の体が痛くなるというか 反応してしまうので、もう観てられないんです! あれが男性器なら平気でしたよ、多分。 男と女の逆転が面白いです。 初めの頃の桂たまきのふて腐れ演技は最高です。 まん丸な顔にアフロ(?)ヘアで、くどいてきた中年客には珈琲をわざとこぼす、 幼い子供には悪態つく、店のケーキは持ちだす…。 完全にケンより優位で、「ねー、次は誰をヤル?」なんて笑顔で言ってくるところは笑いすら誘うのだが、断れない迫力があって怖いんですね。 一方のケンは、オドオドして気弱で、「どうしよう、どうしよう」なんて言ってる。 この2人が、殺人を重ねていくことで逆転してくるんですね。 ユリは「私達仲良し夫婦みたいだね。ね、結婚しよ!これからは私、洗濯も掃除も何でもやるよ」とか 「捨てないでね」とかしおらしく言ってくるし、 ケンは段々顔が凶暴になってきてユリに従わなくなってくる。 その内ユリを置いて1人で殺人に向かうようになるのだが、 そんなケンに向かって言うユリの台詞が面白い! 「浮気もの!なんで連れて行ってくれないのよ!!」 ひょえ〜〜!殺人=快楽になっているこの2人にとっては、 1人で殺人に向かうことは浮気になっちゃうんだな〜。 男女の形って、色々あるんですねー。 雨の晩に車に乗ってくる女(山科ゆり)は怖いです。 このシーンを観た時、“あ〜、この作品ホラーっぽい感じなのかなー”と思いましたが、 まさか、この後あんな展開をするとは思ってもみませんでしたね。 テニス帰りの少女(八城夏子)の腹部を刺して殺す。 ケーキ屋でユリをくどいた中年男の妻(岡本麗)の女性器を刺して殺す。 (↓ここからはケン1人の犯行) コールガール(丘奈保美)の女性器を刺して殺す。 巫女をやっている女(潤ますみ)の女性器を刺して殺す。 ブティックの女(高村ルナ)の女性器を刺して殺す。 看護婦達を次々と刺し殺していく。(若松孝二「犯された白衣」を彷彿とさせる) 最後にユリも刺し殺される。 岡本麗以降、何人もに渡って繰り広げられる女性器への攻撃。 これが普通に腹を刺したりならまだ良いのですが、 この女性器にケーキナイフの映像は、私駄目でした。 それにしても、岡本麗のあんな姿を見るとは! 岡本麗もポルノに出ていたんですねー。 岡本麗=婦警の姿がこびりついている私としては、とっても新鮮でもあり違和感もあり…。 これ、音楽がいいですよね。 ♪ダバダバダ〜♪という音楽が、それぞれの場面によって変形するんです。 人殺しシーンやセックスシーンでは、ゆるい感じの♪ダバダバダー♪ですし、 (人殺してんのに、ダバダバ言ってる場合じゃないよ!と思いましたが) 巫女を殺して逃げるところでは、♪ダバダバダバダー♪とテンポの早い緊張感溢れるダバダバなんです。 (どこまでダバダバで通すんだ!) 好きな部分が多かったし、出演者も良かったんだけど、 やっぱりちょっと苦手だったかな。 私のロマンポルノ通いは、強烈な桂たまきの姿と背筋も凍る林ゆたかの表情で幕を閉じたのでした。
まさか、ケーキナイフで終えるとは思ってもみなかった(笑) |
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