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映画感想―吉田喜重

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1977年
監督:吉田喜重
音楽:一柳慧

出演:王貞治、川上哲治、長嶋茂雄、荒川博元

★★★
ドキュメンタリー。
しかし、吉田喜重監督はドキュメンタリーとフィクションを分けて考えてはいない。
歓声に湧いた756号ホームラン。
その裏にある家族の思い、それまでの王選手の苦悩を撮っている。
ホームランを打って、もてはやされる度に、
息子が遠い存在になっていくという母親の思いが印象的だ。
重厚な音楽のせいか、とても暗くて重い感じに仕上がったドキュメンタリーだ。

「戒厳令」

イメージ 1

1973年
監督:吉田喜重
脚本:別役実
音楽:一柳慧

出演:三國連太郎、松村康世、三宅康夫、倉野章子、菅野忠彦、飯沼慧

★★★★
北一輝は昭和初期の思想家で、「日本改造法案大綱」という著書がある。
これは二・二六事件の首謀者である青年将校らに大きな影響を与えたらしい。
だが、本人はそのクーデターに直接関与をしたわけではない。
…このような背景を何も知らずに観た私は、本作で北一輝なる人物を知る。
北一輝と青年将校らの温度差が目につく。
この事件の詳細を知らない私は、兎に角三國連太郎演じる北一輝のオカシサに目が行く。
思想がおかしいのではなく、人物そのものが、なんとなくオカシイ(笑)
この作品のテーマは一体なんなのだろうか。
もう少し考えてみよう。

「炎と女」

イメージ 1

1967年
監督:吉田喜重
脚本:山田正弘・吉田喜重
音楽:松村禎三

出演:岡田茉莉子、木村功、小川真由美、日下武史、細川俊之、北村和夫

★★★★★
不思議だ。容易には解釈できない。
細川俊之演じる男は一体何の役割があったのだろうか?
父権と母権を考えた時、自分のお腹から子供を産む母親に比べて
父親の役割はあまりにも曖昧で無関係なものでありうるということが言える。
いや、それどころか、子供にとって女・男としての親などは意味のないものと言えるのかもしれない。
この分からなさにして★5つをつけさせるとは…映像の力は凄い。

「女のみづうみ」

イメージ 1

1966年
監督:吉田喜重
脚本:石堂淑朗・大野靖子・吉田喜重
音楽:池野成
原作:川端康成

出演:岡田茉莉子、露口茂、芦田伸介、夏圭子、早川保、益田紘子、益田愛子

★★★★★
美しい。吉田喜重の作品は本当に美しい。光と水の美しさと、岡田茉莉子の美しさ。
正直意味の分からないところもあるが、この美しさがあるから好きなんだ。
不倫発覚に怯える話だが、どこか異空間での出来事のように時間が止まっている。
生々しさは皆無である。
言葉とは裏腹に、不誠実な不倫相手を見限って、脅迫者(?)と共感しあっている。
これは原作を読んだ事がある為、幾分分かり易い。

「人間の約束」

イメージ 1

1986年
監督:吉田喜重
脚本:吉田喜重・宮内婦貴子
音楽:細野晴臣
原作:佐江衆一

出演:三國連太郎、村瀬幸子、河原崎長一郎、若山富三郎、佐藤オリエ、杉本哲太、武田久美子

★★★★
老人問題を扱った社会派かと思いきや、監督はそうではないと述べている。
とはいえ様々な家族の問題を考えさせられる映画である事は確かだ。
ところどころで挿入される雄大な水の風景、水鏡の水等、吉田喜重監督らしい水の用い方がされていた。三國連太郎の演技は素晴らしい。
胸が締め付けられるような作品だ。

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