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胡蝶の夢 〜メキシコ篇〜
朝から雨とはこれ如何に

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11月の雨

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ほとんど雨が降らなくなってから、10日くらい経っていた。

湿度が下がり、気温は少し上がってきたから、ベッドの毛布を薄いものに替えたり、静電気の起こりにくい、木綿の服を、クローゼットの手に取りやすいところに移動したり、していたところである。そこへ、朝からの雨だ。突然の雨は1日中降り続き、肌寒くなったので今度は、慌てて羽織るものを出してきた。飲むものも、コーンスターチでいれた抹茶くず湯にして、ほっと一息。

雨季も終わる11月に、思いがけぬ雨。まあ、たまにはそんな事もある。陰鬱な天気は、遠からぬ冬の到来を、知らせているのかもしれない。


画像は3日前の朝焼け。

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洗濯用流し台

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一戸建てであれアパートであれ、メキシコの住居には必ずついている、流し台である。

これがなかなか便利に出来ていて、二つに仕切られた、広くて浅いほうの底には、洗濯板のような波模様が付いており、ここでゴシゴシやれるし、幅が狭くて深い方には水をためておき、必要な量をそこからすくい、手加減でかけることができる。この時に活躍するのが、以前にご紹介した、プラスチック製の ヒカラ だ。

こういう流し台で、汚れを目で確かめながら、固形の洗濯石鹸を使って洗濯するのは、特に暑い季節などには気持ちがいい。手で洗濯する家庭は、もちろん未だにたくさんあるし、また洗濯機を使うにしても、雑巾だとか、スニーカーだとか、バケツだとかを洗うには、この流しが一番、具合がいいのである。

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実りの秋

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こぼれ種から出てきた何株かのフウセンカズラが、たくさんの風船をぶら下げている。

フウセンカズラは、ここでは一年中いつでも花が咲き、実ができるみたいだけれど、コーヒーやジュズサンゴの赤い実も目を楽しませてくれるし、現在胡蝶の庭は、まさに実りの秋。

ただし、人間の口に入るものは、なにひとつない。

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間の悪い話

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ネットに出回っている画像では、何がどうなっているのか、よく分からないが、1週間くらい前に起きた、バス強盗のニュースである。

メキシコシティーの乗り合いバスに、武器を持った男が乗り込んできて乗客を脅し、一人一人から金品を奪い始めたところが、突然硬直したようになった。なんと乗客の中に、実の母親がいたのである。母親の方は、息子のしている事に気づくやいなや、素早く脱いだ自分の靴で男に一発お見舞いし、「お前をこんな風に育てた覚えはない、今すぐに奪ったものを返しなさい!」と怒鳴りつけた。そればかりか、その場で電話して警察を呼び、息子を引き渡してしまったのだという。

なんともまあ、メキシコ的な出来事である。
伝統的なメキシコ家庭における、母親の絶対的な権威は、こうしてしっかり健在だし、考えるより先に靴を手に取り、それでお仕置きするというのも、彼女らの身にしみついた習慣だ。せいぜい凄んで強盗をはたらいていた35歳の男が、「ママにバレちゃった!」と知った時の狼狽ぶりが、目に浮かぶようである。

この母親はその後どうするのか・・・勘当だとか、そういう事にはならないような気がする。逮捕された息子に差し入れをしたり、こんこんと言い聞かせたり、愛情深い母親の顔も失いはしないだろう。こうした行動の是非はともかく、これが、メキシコの母親というものの、一つの典型なのである。

同じようなことがあるとしたらどこの国か、胡蝶の勝手な想像では、イタリアのお母さんというのが、似たような気質を持っているかもしれない。

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今日の猫さん

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お初の猫たち。

座ってじっとこちらの近付くのを見ていた黒猫は、飼い猫らしく物怖じしない。メキシコでも、黒猫はあまり好かれていないらしいが、黒い毛並みはとても美しいくて魅力的だと思う。その毛並みを、撫でさせてくれるのはうれしいけれど、あまりに人懐こくて、どんどんすり寄って来られると、写真が撮れないのだ。

そこへ、もう一匹の登場。まだ成猫になりきっていない、この2匹はきょうだいなのか、互いの鼻を触れ合わせて、仲が良さそうだった。

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