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馬秀のすけのブログ
ひこにゃん市

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熊川宿その2

【熊川宿】
天正15年(1587)、若狭の領主となった浅野長吉(後の長政)が若狭街道の要所として熊川宿を整備。
天正17年には「所役免除」のお墨付きを与えて宿場の発展を促進させた。
その後も代々の領主に受け継がれ、当初40戸ほどだったが200戸を超す大きな宿場になった。

宿場は
上ノ町・中ノ町・下ノ町に3区分される。

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まずは、「上ノ町」から。
『熊川番所』

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 江戸時代、小浜藩主酒井忠勝が中ノ町に設置したが、後に上ノ町に移された。

二人のお役人がいます。

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 穏やかな顔つき、

ですが、
他の街道と同じく「出女」を厳重に取り調べたそうな。
出入りの荷物に課税した収入は藩の財政に大きく貢献した。
いつの世も通行料収入は大きいですな。

高速道路ETC1000円という政策が以前あったが、
財政赤字ふくらんだだけ。
あんなこともうやるな!
やるなら無料開放にするべし、儲からんけど経費不要だから赤字も少ない…。

「かわと」ですな。

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 ここでは溝が道の向かって左側にあるが、
イメージ 5
この先、右側→左側→右側と互い違いに設けられていきます。

平等な町割りと火災対策なのかな?

「大岩」

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子供がここで遊んでも怪我したことないので、別名子守り岩。
道に白い石が出ると村に火災や災害がおきた、と言われてるのでその関連で大事にされてます。
とにかく火災に悩まされてきた熊川宿です。


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 家は道と並行の平入、三角が見える妻入建物が交互に並ぶ。

「中条橋」

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河内川にかかる。

これより「中ノ町」です

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この家は二階が低いので「厨子二階」と呼ぶ。
虫籠窓がある。
厨子二階の方が二階が高い「本二階」より古い。
と言っても、何度も火災にあってるので熊川宿の建物はみな江戸時代以降の新しい建物ばかりです。

ちなみに我が家も建て替える前は二階が低くて、物置になってました。

『宿場館』(若狭鯖街道資料館)200円

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昭和15年、熊川村役場として建てられた。
トスカーナ風の丸い柱、屋根の上の中央に越屋根(煙抜きのため)などの特徴が昭和初期らしい特徴だとか?

役場を建てた初代村長は伊藤竹之助氏。
苗字から察せられるように、近江出身。
伊藤忠の社長でした。
熊川は近江と縁があり、
昔、熊川の学生は朝4時に起きて今津まで歩き
今津港から船で近江八幡まで行き、近江商人ゆかりの八幡商業まで通ったそうです。
当然ながら帰宅は夜9時以降。
片道三時間半以上かかります。
毎日往復、歩いて峠を越えたなんて、凄いですね。


資料館の中に入ると、オバチャンがいて
解説してくれました。
説明が詳しくて、熊川宿のことよくわかりました。
こういう人がいると助かります。

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二階には商い物が展示されてました。

熊川では10年に1度の割合で火災が発生、
その対策として壁板は薄っぺらくして、
火が出たらすぐに板を外せるように取り付けてあった。

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土壁むき出しにして類焼を防いだのですね。

宿場館の向かいの細い路地は

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『長屋道』
町奉行配下の足軽長屋があった。

『熊川陣屋跡』

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京極高次の時、設置された。
酒井氏の時は熊川奉行所となった。

何も残ってないのでパス 

『旧問屋、菱屋』

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 勢馬家の屋敷。屋号が菱屋。
格子の建物が重厚感ありますな。
最盛期は年間20万駄の荷物の荷継ぎ場でした。

ここで、宿場の構成のおさらい。
★「問屋(問屋場、といやば)」
人足と馬の継立の統括をした。
★「本陣・脇本陣」
幕府が定めた公用旅行者、大名などの休憩宿泊するための特別施設。
某NHKの桑○アナが脇本陣は本陣の脇にあるから、と言ってましたね…。
宿泊によっては本陣が無かったり、逆に本陣が5つもあったりして
色々でした。
脇本陣が無い宿場もある。

本陣は将軍足利義註(よしあきら)が上洛した時に宿泊した建物を本陣と呼んだのが始まり、後に大名の宿泊所を指すようなった。
本陣・脇本陣ともに地域の有力者の屋敷で、中世に武士だった家柄が多い。
名字、帯刀が許された。
★「旅籠屋(はたごや)」
宿場で食事を供給する宿。
旅籠は、本来馬の飼料を入れる籠の意味だった。
留女や飯盛り女がいる旅籠屋は繁盛したそうです。
★「木賃宿」
我が輩がよく利用するビジネスホテル。
昔、旅人は米を携帯し宿で自炊した。
米を炊く薪を宿で提供したので、薪代を木賃と呼んだ。


本二階建てのこちらの家は、

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 福井県認定の「ふくいの伝統的民家」
福井県では伝統的建物を維持するための条例があるそうな。

ここで、ちょこっと宿場の裏山へ向かいました


その3に続く



Φ(*^ひ^*)Φ
ノーベル平和賞はノーベル賞の権威を下げる賞だと思ってる。

ノーベル文学賞も似たようなもの?

だと言ったら、

怒られるかな?

β《#^ひ^#》でヒヒーン

  • 顔アイコン

    小浜に行くとき2度寄りましたが、目的意識もなくざっと見て回っただけでした。
    それにしてもかなり詳細に観て廻っているのには驚きました。ナイスです。

    [ pa2***** ]

    2016/10/14(金) 午後 9:34

  • 顔アイコン

    > pa2*****さん
    同じくざっと見て回るつもりだったが、意外な発見もあり素晴らしい宿場だとわかりました。
    来て良かったです
    β《#^ひ^#》でヒヒーン

    [ 馬秀のすけ ]

    2016/10/15(土) 午前 0:01

  • 顔アイコン

    きれいに整備された宿場町ですね。
    道端に水路があると、酔っぱらって帰る夜には要注意ですね(^-^;

    [ pascal ]

    2016/10/16(日) 午後 5:09

  • > pascalさん
    相当飲まれるのかな?
    事故起こさないように注意してくださいね。
    熊川宿と水路は切っても切り離せない大事な生活用水路です。
    国の伝建地区だけにいい宿場ですよ。
    β《#^ひ^♯》でヒヒーン

    [ 馬秀のすけ ]

    2016/10/16(日) 午後 9:58

  • おはようございます。
    熊川宿に行かれたんですね。
    わたしも何度か行き、懐かしく写真見てました。

    宿場構成のおさらい、すごく分かりやすいですね。
    なるほど、、、と思いながら読んでました😊

    [ るーみん丸 ]

    2016/10/17(月) 午前 7:56

  • 詳しくて良い記事ですねー。途中のおさらい、でさらに良くわかりました。宿場も良く整備されて観光や学習ができそう。地元の努力を感じます。京都、近江、日本海の商業の盛んなところを通るので、人も町もとても豊かな感じですね。

    穴掘名人

    2016/10/17(月) 午前 8:34

  • > るーみん丸さん
    福井県の人にはお馴染みの宿場だろうね。資料館のでの説明聞かなかったら熊川宿のことをしっかり理解できなかったと思う。
    熊川宿の良さを知ることができて良かったです
    β《#^ひ^♯》でヒヒーン

    [ 馬秀のすけ ]

    2016/10/17(月) 午前 10:08

  • > 穴掘名人さん
    国の伝建地区に指定された町は全国的にたくさんある。我が彦根市でもつい最近市内の河原町地区が伝建地区となりました。地元商店街と住民、大学などが整備、アピールしたのが実りました。
    とは言え、まだまだ見てもらうための整備が不足してる。
    熊川宿を見習いたいものです
    β《#^ひ^♯》でヒヒーン

    [ 馬秀のすけ ]

    2016/10/17(月) 午前 10:16

  • 顔アイコン

    熊川宿!一度行ってみますわ。
    ナイスー5.
    十三仏TB見てください。

    [ おっさん ]

    2016/10/17(月) 午後 2:17

  • > おっさんさん
    ありがとうございます。
    いつか13仏リベンジします
    β《#^ひ^♯》でヒヒーン

    [ 馬秀のすけ ]

    2016/10/17(月) 午後 5:47

  • へ〜と感心しました。
    たいへん分かりやすいですね。
    勉強になりました。

    [ ふうまこたろう ]

    2016/10/25(火) 午前 8:33

  • 顔アイコン

    > ふうまこたろうさん
    街道歩きはホントに面白くて勉強になります。
    今週はいよいよ滋賀から福井の峠越えをします。
    さて、無事に越えられるかな?
    β《#^ひ^#》でヒヒーン

    [ 馬秀のすけ ]

    2016/10/25(火) 午前 11:44

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