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この写真を見て、誰の声か解る人が居たら凄いです!(笑) これ、音声のスペクトラル表示をさせているんですけど、強さを色で、縦軸は音域、横軸は時間で構成されています。 そして、この画面を使う機能が『スペクトラルクリーニング』と言うエフェクトです。 実際どう言う機能かと言うと…音の帯域に対しての平均化・カットが出来ます。 …これでニュアンスがつかめる人がいたら、この機能をすぐに使いこなせるでしょう。 クリーニングを言うくらいなので、主な用途はノイズ除去です。 <!−−前はここで中断−−> ノイズと一重に言ってもいくつも種類が分けられるのですが、この機能が威力を発揮するのはバズノイズやリップノイズなど瞬間的なノイズに効果的です。 波形的に言えばノイズというのは連続した波形の中に突然現れる不自然な点だったりします。 その連続性を直してあげれば瞬間的なノイズは消えます。 つまり、音の突発的なゆがみの部分を平均化してあげるのです。 たぶん文字は見えないと思うのですが、画面の効果は『クロスフェード』になっています。 ほかにギャップとかダンプとかフェードイン・フェードアウトがあるのですが、まぁこの画面上ではクロスフェード以外はまず使いません。(フェードアウトとかするなら全帯域でしないと、それこそノイズになるから、使うシチュエーションほとんど無いのです) つまり、選択範囲内を範囲の外の音で被せると言うニュアンスです。 まぁ、見てみましょう(笑) 真ん中に緑の線みたいなのが見えるでしょ? これ、実はリップノイズなのです。 下が20Hzで上が22050Hzなので、まぁ上の緑が10000Hzくらいかな?(そこまでチェックしてなかったから知らないけど)、だとしたら、たぶん下は5000Hzと2500Hzくらいなんだろうけど…ま、今回に限ってはそんな情報は要りません! だって、ビジュアライズされてるのに数字で出すことに意味が無いんだもの。 <!−−以下追記−−> テクニックって程じゃないですけど、リップノイズ特徴を説明します。 この上の写真を見るだけでリップノイズの特徴が出ているんで。 リップノイズは、口腔内で舌やほっぺの内側が張り付いて状態から剥がれる時に唾の粘性によって「にちゃ」と言う音のノイズです。 「にちゃ」って表記にも現れてるんですけど「に」と「ちゃ」に分かれるんです。 「に」はハッキリと強い音、「ちゃ」はおまけ的な弱い音で1〜3つ程度ディレイのように発生します。 場合によっては「ちゃ」が小さすぎて見えない(聞こえない)こともありますが。 あと、口の中で響いたりする都合倍音が発生します。 ですので、画面の様に3〜4箇所にハーモニクスが発生します。(使い方あってるかな?) 先にあげたノイズの例で言うと、バズノイズはスイッチの場合は1発、しかもノイズに倍音は発生しません。 蛍光灯などの場合は点滅するたびにバズノイズが発生するので、数回断続的に起きます。 こちらは電気信号のノイズなので単純音です。 <!−−以上追記終了−−> ちなみに『黒<赤<黄<緑<青<白』の順で音が強くなって行きます。 そこを選択してみました。 まぁ、黒いところも微かに音圧はあるのでしょうが無視して良いレベルなので目に付く赤の範囲をチョイス。 そうするとすでに消えてますが、実は周りの黒で平均化された結果です。 今気付いたのですが、全帯域で選択範囲をすれば良かった… もしそうしたら、上の赤い部分(これはヒスノイズみたいなものだと思う。)はほとんど変化しないのが見えたのに… で、結果がコレ。 見事に黒くなりました。 つまり、ほぼ無音になったわけです。 ちなみに平均化をして処理をすると言う事で、実は音の被っている部分、つまり喋っている音の中に存在するノイズも消せます(ぼかせます)。 例えば、高橋美佳子がついマイクに触ってしまった時の音を軽減させたりとか(笑) 全部消すのは難しいんですけどね。 平均化され過ぎるのも、その選択範囲だけ連続性が失われてしまうので、それはそれで別のノイズになってしまうから。 と言う事で、僕がとりあえず武器としているものを一つご紹介しました♪ さぁて、今日の分の仕事はあとメールくらいかな?
他の編集ものは明日以降だ♪ |

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ノイズを消せると言う事は、
逆に言うと、幽霊の声。
みたいな物を入れたりも出来る訳ですよね?
ちょっと前ですが、変な声が入っている〜・・。
と、あるラジオ番組で騒いでいたのだけど、
あれも演出なのかな?だとすると詰まらないですね。
2008/11/25(火) 午前 1:17 [ omu**bikol*k*lo3* ]
それはまぁ、幽霊の声を捏造するのは凄い簡単だけど、幽霊の声みたいなものを消すのは難しいです。
ノイズってパターンがあるから消せるけど、幽霊系はパターンが無いことが多いからねぇ。(ラップ音は消せると思うけど、うめき声とか言葉になっちゃってたら無理ッス!)
ぱよぱよでは幽霊参加してなかったけど、ビクターのスタジオ時代、短い間だったけど色々あったなぁ、その手のトラブル。
2008/11/25(火) 午前 1:35 [ こだまん ]
面白いですね。これは、Audio Cleaning Labというソフトでしょうか。整音の仕事をされている方なら常識なのでしょうが、音域、音の強さ、時間の3種の情報を2次元のグラフに表示するために、色で強さを表すという発想が素晴らしいです。
今回は、僕のような素人にも分かり易い例を使ってくれたのだと思いますが、実際は画面を眺めてノイズの部分を見分けたり、どのような手法で除去するかは、やはり経験とセンスがモノを言うのでしょうね。喋ってる時のペーパーノイズとか、どのように処理するのか興味があります。
時間がある時に、また別の必殺技を紹介して貰えると嬉しいです。
2008/11/25(火) 午後 0:21 [ あらすとおる ]
ソフトは、Sumplitudeと言うソフトです。
まぁ、今回のグラフィックの技術自体は珍しいものじゃなく、最近だと日本音響研究所の鈴木氏が声紋を見せるためにスペクトラムアナライザを用いてるので、見れば『あぁ』って思う人も多いと思います。
でも、僕はスペクトラムの画面を見て声紋までは一致させられませんけど…(理屈はなんとなく解るんですけどね、仕事でそこまでの技術は必要ないし)
ノイズ除去は、これ以外にはフィルターとカット(物理的にカットする)しか方法が無いので、フィルターはフリーソフトでも搭載してたりするので使い方解説みたいになっちゃいますね。
ノイズの発見方法は、耳で聞いてその場所を見つけて、スペクトラムアラナイズすれば一発です!
それこそ不自然になっているので。
ただ、ノイズと似た形でも正しい音だったりするので、画面だけで見つけたりするとなると経験ですね。
ノイズと混同しがちな発音は『か行』『が行』『ぱ行』などなど。
子音がバーストっぽくなるやつが間違えやすいです。
この子音を切ってしまうと『あ行』に変換されてしまいますからね(笑)
2008/11/25(火) 午後 1:02 [ こだまん ]
早速の詳しい解説を有難うございます。
スペクトラムアラナイズ凄いなあ。学生時代にスーパーミニコンで数値解析をやってた人間としては、パソコンでこんな計算が即座に出来ることが驚きです。テクノロジーとエンジニアの技術の進歩は両輪ですね。
2008/11/26(水) 午前 0:12 [ あらすとおる ]
本当ですよね。
スパコン級は触ったこと無いですけど、昔のPC−98時代なんか家庭にあるPCで録音なんてかなり大変だったのに、今はDAT並みの音質でマルチトラック録音すら出来ますからね。
家で昔のスタジオ級の環境が作れるんですから、ありがたいことです。
そう言う意味では、僕は施術進歩によって今のポジションがあるって感じです(^^)
この先、デジタル化によって技術がまた一歩も二歩も進みます。
僕の方もしっかりと付いていけるように研鑽していかないと、ですね!
2008/11/26(水) 午前 11:25 [ こだまん ]