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New LaTeX beta

先週には Torino Olympics 2006 Figure Skating Gold Medalist : Shizuka Arakawa の清楚で優雅な
演技に日本中が湧き上がりましたね。  本当におめでとう 荒川静香さん!

その時の映像はテレビで繰り返して放映されていますが,
特に イナバウアー 写真1写真2写真3写真4 ) は,何度拝見しても素晴らしいなぁ〜の一言です。

報道機関からは,『 上体を大きく反らしながら氷上を滑る演技 』 との説明が流れていましたが,
少し調べてみますと正確には次のような妙技を意味しているようですね :
               Tips.  イナバウアー
    氷上で片方のひざを曲げながら,もう片方の足は後ろに引いて伸ばした姿勢の状態で
    両足のトウを外側に大きく開いて横に滑って行くスケート演技のこと。
    なお,このイナバウアーの名称は 1957 年に米コロラドでの世界選手権にて
    西ドイツの Ina Bauer 選手が初めて行ったスケート演技に由来しているそうです。

イナバウアーの演技を見ていますと, 数学で有名なエネパーの曲面 ( Enneper's Surface )

イメージ 1


を連想してしまいます。

このエネパー曲面の gnuplot を用いた描画 ついては,こちらのページ をご覧になってください。


さて,先月 15 日には The LaTeX3 project から New LaTeX beta テスト版が公開 されましたので,
どのような物かと思って日本語対応の New pLaTeX2e beta の環境を実験的にパソコンで構築してみました。

【 準 備 】
今までの C:\usr\local 以下の 環境をバックアップ する為に,
ファルダ名 usr を oldusr のようにリネームする。
つまり,C:\oldusr\local\share として旧環境を保存しておくと良いでしょう。

以下での作業領域フォルダは C:\TMP として説明致します。

【 その1 】
最初に,角藤版 W32TeX のページ,または 東京大・大島研究室 のページに従って
最小インストールを実行する ことにします。
次の必要ファイル 6 files を C:\TMP へ入手します :
    latex.tar.gz , mftools.tar.gz , platex.tar.gz , ptex-3.1.9-w32.tar.gz ,
    web2c-7.5.5-lib.tar.gz , web2c-7.5.5-w32.tar.gz

【 その2 】
TeX の動作に必要な 環境設定 をした後に,簡単な TeX 文書 foo.tex にて動作確認を行ってみましょう。

【 その3 】
続いて,New LaTeX beta への必要ファイルを ftp.tex.ac.uk とか
CTAN Mirror Site から C:\TMP へ入手することにします。
必要となるファイルは,以下の 4 files です :
      cyrillic.zip , graphics.zip , latex2e.zip , tools.zip

【 その4 】
各ファイルを,C:\TMP 内でディレクトリ付きで解凍します。
続いて,解凍しましたソース・ファイルを,それぞれに以下の対応するファルダにコピーします :
   C:\TMP\cyrillic 内のファイルを
            C:\usr\local\share\texmf\source\latex\cyrillic 内にコピー,
   C:\TMP\graphics 内のファイルを
            C:\usr\local\share\texmf\source\latex\graphics 内にコピー,
   C:\TMP\atex2e\base 内のファイルを
            C:\usr\local\share\texmf\source\latex\base 内にコピー,
   C:\TMP\tools 内のファイルを
            C:\usr\local\share\texmf\source\latex\tools 内にコピー

その後には,次の様な ins ファイルの latex 処理 を行なうことにします :
   cyrillic.zip を展開した C:\TMP\cyrillic 内で   latex cyrillic.ins
   graphics.zip を展開した C:\TMP\graphics 内で   latex graphics.ins
                      および   latex graphics-drivers.ins
   latex2e.zip を展開した C:\TMP\latex2e\base 内で  latex unpack.ins
   tools.zip を展開した C:\TMP\tools 内で      latex tools.ins

【 その5 】
上で latex 展開をした C:\TMP 内のファイル類を C:\usr\local\share 内の対応する場所へコピーします。
具体的には次の様になります :
   C:\usr\local\share\texmf\tex\latex\cyrillic 内のファイルを削除した後に
                       C:\TMP\cyrillic 内のファイルをコピー,
   C:\usr\local\share\texmf\tex\latex\graphics 内のファイルを削除した後に
                       C:\TMP\graphics 内のファイルをコピー,
   C:\usr\local\share\texmf\tex\latex\base 内のファイルを削除した後に
                       C:\TMP\atex2e\base 内のファイルをコピー,
   C:\TMP\atex2e\doc 内のファイルは C:\usr\local\share\texmf\doc\latex 内にコピー,
   C:\usr\local\share\texmf\tex\latex\tools 内のファイルを削除した後に
                       C:\TMP\tools 内のファイルをコピー
尚,以前の Blog でも指摘しました ように
dviout 用の設定ファイル color.cfg, dviout.def, graphics.cfg のコピー を忘れないことです。

【 その6 】
最後に,C:\TMP 内で New latex および platex 対応用の 2 個の Format Files を作成 します :
        latex  -ini  latex.ltx
        platex  -ini  platex.ltx
この時に作成された latex.fmt および platex.fmt は,それぞれに
        C:\usr\local\share\texmf\wec2c\tex
        C:\usr\local\share\texmf\wec2c\ptex
内へ上書きコピーをします。

【 その7 】
適当なサンプル文書 sample.tex に対して platex sample.tex としてコンパイルを行なった時に
 This is pTeX, Version 3.141592-p3.1.9 (sjis) (Web2C 7.5.5) (format=platex 2006.2.22)
 **sample.tex
 (./sample.tex
 pLaTeX2e <2006/01/04>+0 (based on LaTeX2e <2005/12/01> patch level 0)

として sample.log が表示されれば New pLaTeX2e beta 版の構築が確認出来ることになります。

動作確認後には,
C:\TMP 内にダウンロードで入手した 10 files は必ず他のファルダに移動して保存してください。
その後に C:\TMP 内にあるファイル類は必要ありませんので 全て削除 してください。
この作業は,次の 【 その8 】 での追加インストールの為に必至事項です。
この作業を忘れますと,追加インストール時に texinst755.exe により
C:\TMP 内の latex.tar.gz から以前の旧版 LaTeX 環境に逆戻りする可能性があります。

【 その8 】
以上の確認作業が完了しましたら,W32TeX のページより ltxpkgs.tar.gz , makeindex-w32.tar.gz などの
必要ファイルを入手されて,追加インストール作業を続けられると良いでしょう。

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