アルゴン・ハート
第三章 sensual・3
時刻
母親は 定刻どおりに僕の部屋へ食事を運んできていた。
青ざめて頬がこけたその顔を、僕は見ていなかった。食事はアルゴンにとりに行かせるか、部屋の外に置かせるかにしていたからだ。
滅多に呼びかけてくることはなくなったが、何かのはずみで両親の声が聞こえてくると、僕は途端にナーバスになった。
頭を抱えた僕を、アルゴンが励まそうとして口を開いた。
「何か音楽をかけましょうよ、フリンジ。テレビでもいい。そう、ここんとこ外に出ていないから、お散歩に行くのでもいいわ」
膝を抱えたまま、僕は首を振った。
テレビは要らない。
以前はよくインターネットで電脳(コンピュータ)の中に仲間を見つけていたけれど、今はそんな電波の上の友人もいらない。
「それに、音楽も…。僕は君の声だけを聞いていたいんだ。何か
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