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前の写真のしわだらけの画像は、わからないと思いますが、細く切った和紙を本紙の切れ目に何百本も入れている(糊で貼っている)です。掛け軸で巻いた時に折れない為にです。こんな品を国宝修理所とかに出すと何百万とかかるんですよ、たいした職人はいないですが、国宝修理所とかは分業では補筆とかは別だっりするんですよ。あと道具の自慢ぐらいですね。今は科学で糊の劣化とかドーサ液の研究はもっと進んでます。金箔を押す液も膠とは別に4種類あります。それに動物性のドーサ液の酸性になるために劣化するから、レジンドーサ液とか民間の方が進んでします。テレビで放送されるとそれらしく映るのでこわいですね。 |
古画研究
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この絵はいい観音図でしたが傷みが激しく、わずか2400円で落とした品です。たぶん狩野尚信筆と思われます。この絵を売るために落款を入れてあるのも値が付かなかった原因でしょう。連続作品とか、仏画に名が入らないのはよくあることです。この作品の修復に10日くらいかけて本紙だけを切り抜き、修復して、はめ込みました。見事に出来上がりましたが、お客様の依頼品では出来ない作業かも知れません。自分が楽しむ為の作品ですね。 |
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仏間まであわせた、120年前に描かれた絵を延べ日数17日で描き終えました。最初に濃く下手に色付けした部分があり大変苦労しました。(20年前の他の表具屋さんの引継ぎのため)この仕事は普通1年〜数年をかけてするような仕事です。安い日当で描いたのですが・・それでも高いように言われて自分は何の為に30年以上のキャリアをつんだのかと思います。最近は仕事もあまり無く表具店も廃業も考えています。 |
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上のほうに少し描いていますが、ほとんど修復前の状態です。これを見てやりすぎてないか反省中です。皆様にもご参考のために・・ |
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この襖絵は焼く120年前に描かれたものですが、家主さんから描いた人物がわかったとのことでした。蓮池藩の御用絵師だったそうです。明日、明後日は留守ということで仕上げをあせって余計に苦労してしまいました。こういう仕事はあせりは禁物です。 |




