地域最安値を目指す一級表具師のブログです。

表装暦34年で個展10回です。掛軸表装、襖の張替え、注文絵も揮毛します。

焼き物

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太田垣蓮月の鉢

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太田垣蓮月は勤皇関係の尼と見られがちですが、西郷隆盛に自生の和歌を渡したエピソードや終世続いた慈善活動からも違うという意見もあります。僕もそうだと思います。富岡鉄斎も蓮月の影響で、新聞紙面で困った人がわかれば支援活動をしたそうです。また連月は武道にも文才にもまた相当な美形で来客のたえることがなっかったそうです。この焼き物も約140年くらいは経っていると思いますが、焼き物は使わないと歳をとらないですね。この鉢は(千咲く秋はあれども、ひとくさのふたばみつけし春のうれしさ、連月)とかかれています。これも誰も入札がなく本当に安い値段でてに入れました(笑)

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太田垣蓮月(明治8年85歳没)は、富岡鉄斎を育てたといっていい人だと思います。蓮月の有名な句は、朝顔につるべとられて、もらいみず、がありますが、この徳利は蓮月の手練りで蓮月本人が書いた和歌です。これが誰もわからなかったのか安く買えました。徳利に書いてあるのは、(やまざとハ、松の声のみききなれて、風ふかぬ日ハさびしかりけり)これは晩秋、冬ですかね、杯が(のに山にうかれうかれてかえるさを、ねやまでおくる秋の月)杯の皿が春(おりたちてあさ菜あらえハ加茂川の、岸の柳に鶯の鳴く)蓮月の爪あとが残る徳利で一杯やると古(いにしえ)に旅立てます。ちなみに前に置いたのは富岡鉄斎の水差しです。

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