kohno-fam 河野博光デザイン記

人とひとの出会いから 多くの思い出が できました

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一通の手紙

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モンゴルの母=敖登高娃(オトンゴワ)さん

《モンゴルの母からの手紙(スーチンドロン和訳)》
   河野様
母の手紙は、以下のような文面になります。

一、1997年夏の再会

1993年の夏に息子夫婦が挙式をあげた、思い出深い昭君ホテル(内モンゴル・フフホト)での再会の光景は今でも忘れられません。
今は亡き夫と、硬く抱きしめ合い喜びに浸る一時が思い出されます。
遠く離れた日本に暮らす息子夫婦の父親的存在で、いてくださる河野氏との再会は感謝の想いで胸が熱くなり、互いの健康を確認すると、ようやく心地よい、安堵感に包まれ、再会の実感をかみしめ合った。

なんと、内モンゴル訪問の目的が六台ものピアノを寄贈するためのものであると知り、感激いたしました。遠い海を越え、われわれの民族の音楽教育の一助にと届けてくださる、日本のピアニストと、そのお仲間の皆様に心から敬意を表します。思いもよらないほどのご苦労をご拝察いたします。

二、舞台

内蒙古大学へのピアノ贈呈式のコンサートにお招きいただきました。
康弘氏の舞台は迫力に溢れ、いきいきとした音色に、言葉をこえた心が通う舞台に、私たち夫婦も最前列に腰を掛けていられないほどの盛り上がりに、思わず大勢の学生と混じって、ステージに参加し、歓声を高らかにあげましたね。
心に残る学生との盛大な交流コンサートとなりましたね。
その後、私たちもしばらくの間、ステージで繰り広げあったかけ声が耳から離れず、自然に口から溢れ出し、楽しい宴会の席での合い言葉(ワッハッハ!)になってしまったほどです。
どうもありがとうございました。

    スーチンドロン 再拝

……………………………………………………………

              《回想》
1997年9月。45歳。
始めて、中国内蒙古自治区フフホトの地に立つ。
ここに辿り着くまでの事を回想する。

 つづく


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