『古いアルバムから復元シリーズ』
土佐清水市下ノ加江『下ノ加江川の木陰にて』
1969年(昭和44年)作 油彩 F12号
母の実家の前を流れる下ノ加江川。川原に下りると、用水路に水を取り込む為の堰がある。流れる水は堰から落ち、その作用で深みになっている。小魚、天然の鮎、手長エビ、ウナギがいる。大きな木陰もあって、川風が心地良く対岸を眺め、ボーッとするのが良い。
海から戻ったときには、石鹸を頭から足まで塗り付け、ザッブーンとひと泳ぎ、これで風呂要らず。
昼のおやつは、手長エビを獲って、川原で針金に刺して焼いて醤油で食べた。網を張って、鮎を獲り塩焼きにしてもらった。
夜には、川に潜って、石から頭を出しているウナギを専用のギザギザ鋏で捕まえた。伯父が蒲焼にしてくれたのは、すこぶる旨かった。
景色全体が、光と風が川の流れと相まって、踊っているように見えた。
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