1989年作。
大阪城公園周辺の再開発で出来た、住友生命ビル。
その一角に、『いずみホール』が建設された。
戦後、住友生命が日本の各地に音楽で癒しを…との願いから、
独自のオーケストラを編成、『いずみホール』と名付け、
ボランティア演奏会を長年続けてきた。
拠点となる室内管弦楽ホールが、この時出来上がった。
その当時、JR『ウエンズ』のシンボルマークを目にしてくださっていた社長が、
ぜひ、このデザイナーにデザイン依頼したいと、探していただいた。
デザイナー冥利につきる。
デザインテーマを、ウイーンの森の…その中の泉に…やさしい歌声、
まるで母の様な…音楽の女神を連想して制作。
《こころの思い出》
それまで、堅苦しいクラシック音楽が苦手だった私でしたが…
オープン記念コンサートに招かれた折、ドイツのオーケストラの
なんと、おおらかで…演奏者全てが、にこやかに演奏している姿、
音そのものに、日本の教育で教わって来たような、機械仕掛けの
ロボット人が演奏するものとは、まったく違った。大好きになった。
●9歳になった娘をその時連れていきました。日本のクラシック音楽の
コンサートのほとんどが、子供の入場禁止。しかし、いずみホールでは、
社長はじめ、全スタッフが優しく迎えてくれ、同席した観客からも
お嬢ちゃんよく来たね…と歓迎された。
●その後、弟康弘(ジャズピアニスト)がこのホールでコンサートを開いた。
おふくろも聞きに行った。
|