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頭の中が真っ白になった。
その昔。 崖からおちかけたり、お腹が空きすぎたり、スキーで無謀な直滑降したり、
炎天下で作業つづけたり、底冷えのする部屋で朝まで内職したり…
ふっと 目の前が真っ白になる。 自分の体が地面に吸い込まれて往く。
まるで、後頭部を金槌で殴られたような、
スポーツ競技をやっていて相手選手とぶつかった一瞬の様に
気絶状態に、なっていた。
なぜ、 何故、 どうして… ぼくの 心の中には、おおきなショックが巡る。
頭の中が、あの荷車牽く青年の姿。学校で教えてもらわなかったハングル。
私の周りの大人達は、チョンコ(朝鮮人)、チュンコ(中国人)とさげすみ、
英語(米語)とその習慣と経典を覚えるのが、これからの日本人と刷り込まれていた。
なぜ、こんなに近い国の人のことを教えてくれなかったのだ
なぜ、大人達は、この人たちをさげすんでいたのか。
初めて
日本の大人達に社会に 不信感と嫌悪感をもった。
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