kohno-fam 河野博光デザイン記

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『古いアルバムから復元シリーズ』
『バナナと青いみかん』
1969年(昭和44年)作 油彩 F12号
無性に静物画を描きたくなり、古いキャンバスの絵を塗りつぶした。
授業中に構図が決まった。朝、出かけに目に付いた『バナナと青いみかん』。
帰宅後、座卓に配置。パレットナイフ一本で、一気に描き上げた。絵の具をふんだんに使った贅沢な仕上げになってしまった。
この作品以降、油絵を描くことをやめてしまった。
この作品だけが手元に残った。

1969 陶芸 水盤と灰皿

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『古いアルバムから復元シリーズ』
陶芸 水盤と灰皿
1969年(昭和44年)作 生駒山麓東山鈴木窯にて
生駒駅から信貴電(現近鉄王寺線)乗車、無人の東山駅下車、橋を渡る。このあたりから、竜田の流れの風情を感じる。少し山手に登った処に、鈴木さんの窯がある。小学生の頃から、よく遊ばせてもらった。
この鈴木さんは、京都の瓦作りの家柄ながら、ここ生駒山中で陶芸の窯を開いた。
山の傾斜を利用した、手作りの登り窯。この辺りの松の木が、丁度良い焼き具合の温度を出してくれる…と話してくれた。
陶芸教室を開いてもらっていた。行く時には、決まって、参加人数分+αの米を持っていく。
母たち女性グループは、鈴木さん宅が用意してくれた山菜や野菜を竃(へっつい)さんで調理しながら井戸端会議。
昼飯が出来上がるまで、僕たちは土ひねり。
お袋用に小さな水盤と親父用の灰皿を作った。

1969 防火ポスター

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『古いアルバムから復元シリーズ』
防火ポスター
1969年(昭和44年)作 B2判 ポスターカラー
消防庁が公募。見事に落選。自分ですごく気に入っていた。通常デザイン応募作品は返却されなかったが、落選通知後、何とか自分たちの作品展に展示したい…と、消防庁に手紙を出した。その2週間後に、丁寧に梱包され戻ってきた。感謝。
当時、レタリングの手本は、新聞記事の見出しや広告を切り抜いてスクラップブックに貼っていた。
この年のある日、桑山弥三郎著『レタリングデザイン』の書籍広告が目に飛び込んだ。即、町の本屋に取り寄せてもらった。
その中に、ヨコ棒が直線、カーブが滑らか、文字の懐がゆったり、優美で…洗練された英文活字、1950年へルマン・ツァップ(ドイツの書体デザイナー)制作『書体名=オプティマ・Optima』のスマートさに匹敵する新書体『タイポス』があった。衝撃的だった。残念ながら、ひらがな・カタカナのみで漢字は無かった。ひらがな・カタカナの細部の形を参考に漢字のデザインを試みた。
※『タイポス』
1968年 グループ・タイポがデザイン
1971年頃 写植文字として、ひらかな・カタカナのみが『写研』から発売された、漢字は混植となる。
2008年 TypeBankが『漢字タイポス』として、フォント文字を発表するまで漢字はなかった。

1969 奈良観光ポスター

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『古いアルバムから復元シリーズ』
奈良観光ポスター
1969年(昭和44年)作 B全判 ポスターカラー
奈良県文化会館(大仏殿近く)で開かれる、秋の奈良県高校美術展出品の為に制作。
廃材でB全版(728X1,030mm)のパネルを作り、ケント紙を水張り、全面赤絵の具で下塗り、その上に紺色を重ね、乾かぬうちに、刷毛目を入れた。さらに、ブルーのぼかしを入れて背景の空、三笠・春日奥山はマスキングして白のボカシ、大仏殿・興福寺・五重塔のシルエットは、黒ベタ塗りで完成させた。丸い月は、別のパネルに仕上げ張り合わせた。
奈良・NARAのレタリングは、金色のポスターカラー、写真なので白く見える。
繊細なボカシやグラデーションを作るには、どうしてもエアーコンプレッサーが欲しかったが、高嶺の華。折しも、『ピースコン』の名で、エアーブラシ+エアーホース+エアー缶のセットが、バイトすれば手に届く金額(当時約3,000円くらい)で売り出された。早速、行きつけの文具店に注文して取り寄せた。
自分で調合した色が、シューッとスプレー出来た!、感動。後日談、エアー缶がすぐに消費してしまい、買い足すのに四苦八苦(叔母やお袋に、頭を下げっぱなし)。部屋中にスプレーした絵の具の霧が飛び散っていた。見た目には解らなかった。床や机を拭く雑巾に、その日使ったポスターカラーの色がべったり。鼻の中もその色になっていた、タンを吐いたら同じ色。あ〜あっ、ちょっとした天国と地獄。…で完成した。

1969 土佐清水の夢

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『古いアルバムから復元シリーズ』
『土佐清水の夢』
1969年(昭和44年)作 油彩 F12号
生駒山麓に戻っても、土佐清水の印象ばかりが夢に出る。
竜串の奇岩。海の透明感。素もぐりしたら、宇宙を遊泳している気分。カラフルな魚。海草の揺らめき。
満点の星空。磯で採った貝、大慌てのカニ。足摺岬の椿のトンネル。港に向う船。
どれもこれもが、生駒山育ちの兄弟には、新鮮で衝撃的だった。
洗濯岩の幾つもの潮溜りに、映りこんでいた。

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