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Carpentersのアルバム『Now & Then』(1973年)のA面2曲目に収録された「This Masquerade」(マスカレード)。Leon Russellの『Carney』(1972年)のB面5曲目が元曲です。元曲はカントリー調のブルースなのですが、これをRichard Carpenterはジャズ色の濃いスローバラードにアレンジしています。 元曲のサイケデリックな前奏は捨てられ、代わりにFm→FmM7onE→Fm7onEb→Dm7b5→Db7(9)→C7(#9)→Fm7→Bb7→Fm7→Bb7という、かなりジャジーなコード進行が前奏に現れます。このコード進行に乗せて、Karenのドラムが、Bob Messengerのフルートが、Richardのピアノがけだるい雰囲気を作り上げ、そして、とどめの一発ヴィブラスラップ。いやが上にもサスペンス感が漂います。Karenのボーカルは、ヘ短調から変ニ長調、さらにハ長調へと進んでまたヘ短調に戻るという目まぐるしい転調を、苦も無く歌いこなし、ピアノとフルートの間奏がこれにシブさを加えます。エンディングでは、元曲にあった「We could just start over but it's oh so hard to do」という歌詞をあっさり捨てて、前奏のフレーズをフルートで再現。突然、憑かれたかのようなソロをBob Messengerが展開しはじめ、そのまま曲をフェードアウトします。 よければ↓で聴き比べてみて下さいね。 |

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