I LOVE CARPENTERS

カーペンターズによるカバー曲を、元曲とともに、安岡孝一が紹介します。

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Nowadays Clancy Can't Even Sing

Carpentersのデビューアルバム『Ticket to Ride』(1969年発表時は『Offering』)のB面6曲目に収録された「Nowadays Clancy Can't Even Sing」(歌うのをやめた私)。Buffalo Springfieldのデビューアルバム(1966年)のA面4曲目「Nowadays Clancy Can't Even Sing」(クランシーは歌わない)が元曲です。フォーク・ロックの先駆けともいえる元曲を、Richard Carpenterはハード・ロック調にアレンジしています。

しかし、元曲Richie Furayの「泣きのボーカル」に比べると、Richardのボーカルは明らかに力不足です。Karenのボーカルが重なると、まだ何とか持ちこたえる感じですが、それでも、元曲Steve Stillsの「シャウト」にかないません。また、ここでのKarenのドラムは、元曲のDewin Martinに比べれば、かなり手数の多い方です。でも、その手数の多さのために、この曲の重要な部分である3拍子への変化が、あまり強調されない結果になってしまっています。はっきり言って、盛り上がりに欠けるアレンジです。

よければ↓で聴き比べてみて下さいね。

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Boat to Sail

Carpentersのアルバム『A Kind of Hush』(1976年)のB面3曲目に収録された「Boat to Sail」(夢の小舟)。Jackie DeShannonの『New Arrangement』(1975年)のA面2曲目「Boat to Sail」(ボート・トゥ・セイル)が元曲です。Brian Wilsonに捧げられた元曲を、Richard Carpenterは、Karenのボーカルが引き立つようにアレンジしています。

元曲のキー(ハ長調)でもKarenの音域は十分なのですが、そこをあえて1音下げた上に、伴奏を極力そぎおとしてヴィブラフォンだけにすることで、Karenの最低音のFを際立たせています。そのために前奏も削っていますが、それでも、元曲の特徴的なコード進行VIm7onII→V→VIm7onII→V→Idimは、しっかり残しています。曲が進むにつれ、キーボード、ドラム、コーラス、ベース、エレキギターが順に増えていきますが、最後まで伴奏はKarenの引き立て役に徹します。

よければ↓で聴き比べてみて下さいね。

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This Masquerade

Carpentersのアルバム『Now & Then』(1973年)のA面2曲目に収録された「This Masquerade」(マスカレード)。Leon Russellの『Carney』(1972年)のB面5曲目が元曲です。元曲はカントリー調のブルースなのですが、これをRichard Carpenterはジャズ色の濃いスローバラードにアレンジしています。

元曲のサイケデリックな前奏は捨てられ、代わりにFm→FmM7onE→Fm7onEb→Dm7b5→Db7(9)→C7(#9)→Fm7→Bb7→Fm7→Bb7という、かなりジャジーなコード進行が前奏に現れます。このコード進行に乗せて、Karenのドラムが、Bob Messengerのフルートが、Richardのピアノがけだるい雰囲気を作り上げ、そして、とどめの一発ヴィブラスラップ。いやが上にもサスペンス感が漂います。Karenのボーカルは、ヘ短調から変ニ長調、さらにハ長調へと進んでまたヘ短調に戻るという目まぐるしい転調を、苦も無く歌いこなし、ピアノとフルートの間奏がこれにシブさを加えます。エンディングでは、元曲にあった「We could just start over but it's oh so hard to do」という歌詞をあっさり捨てて、前奏のフレーズをフルートで再現。突然、憑かれたかのようなソロをBob Messengerが展開しはじめ、そのまま曲をフェードアウトします。

よければ↓で聴き比べてみて下さいね。

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Please Mister Postman

Carpentersのアルバム『Horizon』(1975年)のA面4曲目に収録された「Please Mister Postman」(プリーズ・ミスター・ポストマン)。The Marvelettesの『Please Mr. Postman』(1961年)のA面3曲目「Please Mr. Postman」が元曲です。「Deliver De Letter; De Sooner De Better」という歌詞にも代表されるように、元曲はモータウン系のリズム&ブルースなのですが、この曲をRichard Carpenterは、とてもアップテンポなポップスに仕上げています。

まずは、最初の出だしの部分。元曲では「Wait」だった歌詞を、Karenはいきなり「Stop」に変えています。そして、元曲と同じパターンの手拍子に載せて「Oh yes, wait a minute, Mr. Postman」が入りますが、曲のテンポがかなり速い。次のコール&レスポンス部分からは、A→F#m→D→E7というコード循環が曲の最後までエンエンと続きます。普通ならダレてしまうところですが、Richardのアレンジは、ベースラインにサックスとピアノをユニゾンで重ねてしまうという力技で、スピード感を最後まで持続させます。Karenのボーカルには、元曲のGladys Hortonほどパンチ力はないものの、Richardのコーラス、Bob Messengerのテナーサックス、Tony Pelusoのエレキギターが次々に合いの手を演じて、あっという間に曲が終わっていきます。

よければ↓で聴き比べてみて下さいね。

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B'wana She No Home

Carpentersのアルバム『Passage』(1977年)のA面1曲目に収録された「B'wana She No Home」(一人にさせて)。Michael Franksの『Sleeping Gypsy』(1977年)のA面4曲目「B'wana ― He No Home」(カレワ・ルスデス)が元曲です。元曲のシティ感覚でライトな曲調に比べ、Richard Carpenterのアレンジは、ヘビーなジャズフュージョンといった趣きです。

ピアノのPete Jollyは、元曲でJoao Donatoが奏でたメロディラインを基本的に辿りながらも、さらに複雑で流麗なソロを展開します。テナーサックスのTom Scottは、間奏ではF管のアルトフルートなんていう特殊な楽器に持ち替えて、かなりシブいソロを吹きまくります。それもこれも、Karenのボーカルを引き立てるには十分で、そのためにRichardはこういうヘビーなアレンジを書いたのでしょう。ちなみに、元曲の「I don't care if you drive my 220, honey」という歌詞を、Karenは愛車のメルセデスベンツ350SLに合わせて「I don't care if you drive my 350, honey」に変えています。

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