I LOVE CARPENTERS

カーペンターズによるカバー曲を、元曲とともに、安岡孝一が紹介します。

Close to You

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Side A:
  1. We've Only Just Begun
  2. Love Is Surrender
  3. Maybe It's You
  4. Reason to Believe
  5. Help
  6. (They Long to Be) Close to You
Side B
  1. Baby It's You
  2. I'll Never Fall in Love Again
  3. Crescent Noon
  4. Mr. Guder
  5. I Kept on Loving You
  6. Another Song
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Reason to Believe

Carpentersのアルバム『Close to You』(1970年)のA面4曲目に収録された「Reason to Believe」(リーズン・トゥ・ビリーヴ)。Tim Hardinの『Tim Hardin 1』(1966年)のB面1曲目が元曲です。カントリー風のギターが印象的な元曲を、Richard Carpenterは、あえてエレキギターでアレンジしています。

Richardのキーボードと、Louie Sheltonのスリーフィンガー風のエレキギターが絡む前奏に続いて、Karenの「If I listened long enough to you」が入ります。バックのリズムは軽快なのですが、「Knowing that you lied straight face while I cried」というシリアスな歌詞に合わせたのか、Karenのボーカルには微妙な陰があります。また、2番の歌詞の最初を、元曲の「If I gave you time to change my mind」から「If you took the time to change my mind」に、さりげなく変えています。

よければ↓で聴き比べてみて下さいね。

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(They Long to Be) Close to You

Carpentersのアルバム『Close to You』(1970年)のA面6曲目に収録された「(They Long to Be) Close to You」(遙かなる影)。Richard Chamberlainのシングル(1963年)で、サントラ盤『Twilight of Honor』のA面6曲目に収録された「They Long to Be Close to You」が元曲です。4/4拍子の元曲を、Richard Carpenterは、12/8拍子のスロー・スイングにアレンジしています。

キーボードとビブラフォンの短い前奏の後、Karenが低いEの音から「Why do birds」と歌い始めます。Richardのピアノは、Karenの低音の魅力を損なわないよう、かなり控えめです。サビのアレンジも同様で、ハープ、ストリングス、フルート、クラリネットが加わっているにもかかわらず、Karenの声が浮き上がってくる仕掛けになっています。間奏では、Chuck Findleyのトランペットがいきなり半音高く入って、ト長調から変イ長調に転調します。そして最後に、この曲の圧巻ともいえる、エンディングのコーラス。いったん終わったと見せかけて、再び戻ってきます。

よければ↓で聴き比べてみて下さいね。

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Baby It's You

Carpentersのアルバム『Close to You』(1970年)のB面1曲目に収録された「Baby It's You」(ベイビー・イッツ・ユー)。The Shirellesの『Baby It's You』(1962年)のA面1曲目が元曲です。元曲はドゥーワップ調のリズム&ブルースですが、これをRichard Carpenterはロック・バラードにアレンジしています。

Richardのピアノだけをバックに、つぶやくようなKarenの歌声。それを追いかけて、Earl Dumlerのオーボエが対旋律を奏でます。ところが「They say you've never, never, never been true, oh」で曲の表情は急変し、Karenのボーカルはパワフルなものに転じます。Richardのコーラスが、Bob Messengerのテナーサックスが、曲をブルーに染め上げて、エンディングでは、変ロ長調なのにBbM7→EbM7onBb→Em7b5→CM7(9)で終止してしまいます。

よければ↓で聴き比べてみて下さいね。

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Help

Carpentersのアルバム『Close to You』(1970年)のA面5曲目に収録された「Help」(ヘルプ)。The Beatlesの『Help!』(1965年)のA面1曲目が元曲です。「Help! I need somebody」という印象的なフレーズで始まる元曲ですが、Richard Carpenterのアレンジは、この特徴的な導入部をあっさり削除してしまっています。

RichardのキーボードとKarenのボーカルで曲が始まり、次に華麗なドラムさばきが披露されます。ドラムはHal Blaineですが、Karenがステージで歌いながら叩いていたリズムパターンを、ほぼそのままコピーしています。サビに入ると、元曲の歌詞はそのままなものの、譜割りもコード進行も全て変更したアレンジで、元曲とは全く別の曲になってしまっています。コーラスによる間奏や、キーボードがソロを取るエンディングも追加されていて、むしろ「助けてほしさ」があまり感じられないアレンジです。

よければ↓で聴き比べてみて下さいね。

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☆ 私のおすすめ:
ビートルズ『Help!』を試聴

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