若田光一 宇宙ブログ

国際宇宙ステーションに長期滞在している若田光一が日常を語る

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まもなく打ち上げです

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私はスペースシャトルで過去2回、宇宙飛行を行いました。

1996年には日本と米国の人口衛星回収ミッションSTS-72、2000年には国際宇宙ステーション(ISS)建設ミッションSTS-92に参加しました。

それぞれ2週間以下の短期間のフライトだったので、「きぼう」日本実験棟をはじめISSの実験設備を本格的に利用していく長期滞在ミッションは、私にとって新たな領域への挑戦です。 

私のフライト以降も、野口宇宙飛行士、古川宇宙飛行士のISS長期滞在や山崎宇宙飛行士のシャトルフライトが続くなど、日本が宇宙を本格的に利用する時代になったと感じます。

新たな有人宇宙活動の時代を迎えるにあたり、今回のミッションに対する想いを、「夢」「探究心」「思いやり」の3つの言葉に象徴しました。

【夢】
宇宙は限りない夢を与えてくれる創造の空間。

「きぼう」は人が宇宙を拓く「夢」を育む場。

「夢」から生まれる明確な目標を定めることにより、そこに到るための方法や手段が自ずと明らかになり、失敗してもあきらめずに努力すればきっと実現できるということを次世代を担う子供たちに伝えていきたい。


【探究心】
科学技術立国として発展するために、新たな知見を得、暮らしに役立つ技術に応用していくための探究心を大切にすることが不可欠。

興味の対象に対してとことん考え抜き解を導こうとする探究心を育んであげる教育も重要。

リスクは伴うが人間が宇宙に行くことで地球人全体が享受できる新しい知見や、地上での生活を豊かにする新技術が得られる。

有人宇宙開発は人類が将来にわたり永続していくために、ゼロにはできないリスクを受け入れた上で取り組む価値のある仕事であるということを伝えたい。


【思いやり】
宇宙開発は世界の人々と協力しあい(仲間への思いやり)、地球環境を守りながら(地球への思いやり)、地球人としての価値観と文化を育むことに貢献できる仕事。

宇宙飛行を安全かつ確実に遂行するための鍵は、構成員一人一人がチームの不可欠な一員として機能すること。

仲間への思いやりはチームワークを高めていくためになくてはならない。

また、「思いやり」という言葉を通して命の大切さを伝えたい。


これらの想いを胸に、今までの訓練と経験を最大限に活かしてミッションに臨み、日本の有人宇宙活動のさらなる発展に貢献したいと思います。

宇宙滞在中には日本の子供たちから寄せられた「おもしろ宇宙実験」などのアイデアも私が宇宙の無重力環境を使って試してみる予定です。

スペースシャトルSTS-119ミッションの打ち上げは、2月12日(木)の午後9時30分頃の予定です。

フライト中、Yahooブログを通して宇宙での仕事や普段の暮らしの様子をお伝えできるのを楽しみにしています。


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