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「きぼう」日本実験棟組立ての第3便であるスペースシャトル「エンデバー号」によるSTS-127 (ISSフライト2J/A)が無事打上げに成功しました。 技術的な問題や悪天候で打上げが遅れていましたが、いよいよ「きぼう」組立てを完了させる重要なミッションが始まったのです。 このミッションでは、「きぼう」の船外実験プラットフォームや船外パレット、さらにペイロードの取り付けをカナダアーム2や「きぼう」のロボットアームを使って行う作業を担当しています。 その任務の重大さに改めて身が引き締まる感じです。 エンデバー号の打上げを待つ間、ISSでは様々な実験を継続して行っていました。 例えば、ヨーロッパ宇宙機関のコロンバス実験棟での「InSPACE-2」や「3D-SPACE」という実験。 InSPACE-2の実験は、磁力に反応する物質を含んだ流体を使い、その流体の周囲に発生させる磁力線の強度や、周波数によってその流体の機械的或いは電気的な特性をコントロールするための実験です。 そこから得られる技術成果は、電気クラッチやブレーキ、ロボット、エンジンなどの振動制御システムへの応用が期待できます。 慎重に実験装置を組み立て、アメリカ・アラバマ州ハンツビルにある地上管制局の支援のもとで、条件を少しずつ変えながら次々に実験を進めていきます。 地上管制局にいる実験提案者チームの皆さんの目となり手となりながら宇宙で実験をしていく事は、とてもやりがいのある仕事です。 3D-SPACEの実験のほうは、無重力環境が人間の視覚による空間認識にどのような変化をもたらすかを調べる実験です。 こちらの実験はドイツのミュンヘンにある地上管制局と交信を行いながら作業を進めていきます。 宇宙での様々な作業、特にロボットアームや宇宙船ドッキングなどの作業では、正確な視覚による空間認識が要求されるため、この実験の結果は様々な宇宙システムの運用に関しても興味深いデータを提供してくれると思います。 また、「きぼう」の窓からMoon Scoreというテーマの月の記録映像の撮影を行いました。 撮影された月とその背景の大気層の数多くの写真は、画像処理されて音楽になるというプロジェクトです。 帰還のための荷物整理などの最終的な準備も始めています。
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2009年07月25日
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