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2009年4月4日 今日は、3月15日の打ち上げ以来、初めての宇宙での休日が取れました。 ロシアのプログレス宇宙船やシャトルで運ばれてきた衣服や、「宇宙日本食」も含めた食料の整理をしたり、初めて宇宙での散髪も試してみました。 散髪時には、無重力で切った髪の毛が飛び散らないように、バリカンと掃除機を組み合わせたものを使います。 髪を自分で切るのも初めてでしたが、なんとか虎刈りにならずに済みました。 また、国際宇宙ステーションの内部全体のビデオツアーを収録して地上にダウンリンクしましたので、近々皆さんにも見ていただけると思います。 (宇宙で散髪中) |
若田光一 宇宙ブログ
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2009年3月31日 今日は「きぼう」のロボットアームをほぼ終日操作する仕事ができました。 6月に予定されているSTS-127(2J/A)ミッションでは、「きぼう」の船外実験プラットフォームに、船外パレットからのペイロードを取り付ける作業が実施されますが、今日の作業はそのためのロボットアーム運用の検証試験です。 「きぼう」のロボットアームの開発には、1996年以来、宇宙飛行士の立場から参加してきました。 そのため、初めて実際に宇宙で動かしてみた瞬間、一緒に仕事をしてきたJAXAやメーカーの技術者の皆さん、つくばの運用管制要員の皆さん、訓練教官の方々の顔が目に浮かんできました。 「きぼう」のロボットアームの動きは、とても安定していると感じました。 STS-127(2J/A)ミッションでの運用が楽しみです。 |
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2009年3月25日 私をISSまで運んでくれたスペースシャトル・ディスカバリー号が、今日ISSから離れました。 米国時間で28日(土)に、フロリダのケネディ宇宙センターに着陸予定です。 シャトルの出発直前まで、ISSの水処理装置や飲料水供給装置のサンプル水を採取し、シャトル側へ搬送するなどの作業を急ピッチで行いました。 ISS側のハッチを閉じて仲間に別れの言葉を掛ける時には、ちょっぴり淋しい思いがしました。 STS-119ディスカバリー号のクルーは、この1年近くISSのS6トラスの組立て作業などの訓練を一緒にしてきた仲間です。 8年半前の2回目の宇宙飛行の時にもディスカバリー号でしたが、シャトルがISSの周りをぐるっと回って離れていく時、シャトル操縦室の窓からクルーの仲間が手を振っているのが良く見えました。 スペースシャトルは優雅に羽ばたく大きな鳥のようにも感じられました。 嵐のような忙しいISS組立て作業が無事に終了し、STS-119のクルーが去った後のISSの中はがらんとしてかなり静かになりました。 ISSの中に残っているのは、コマンダーであるアメリカのマイク・フィンク飛行士、フライトエンジニアであるのロシア人のユーリ・ロンチャコフ飛行士、そして同じくフライトエンジニアの私の3人です。 (写真は若田撮影) (STS-119ディスカバリー号は、米国時間3月28日に無事に地球に帰還しました)
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2009年3月24日 私と交代するISS搭乗員である、NASAサンディ・マグナス宇宙飛行士からの引継ぎ作業を連日行っています。 また今日は軌道上記者会見が実施され、日本のメディアの皆さんからもいろいろと質問を戴きました。 米国ホワイトハウスとISSをつないで、オバマ大統領や米国議会関係者、子供たちとの交信が実施され、 大統領と直接お話する機会もあり、 オバマ大統領の有人宇宙開発と教育に関する強い熱意を感じました。 (写真提供:NASA) |
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2009年3月23日 今日も時間が矢のように過ぎていくような一日でした。 宇宙の無重力下で骨量が低下することを防ぐ研究のための薬である、 ビスフォスフォネート剤を起床と同時に服用しました。 この薬の宇宙での投与実験は今回が初めてです。 その後はSTS-119ミッションの3回目の船外活動をする仲間のためのエアロックでの準備を行い、 船外活動が始まってからは、宇宙飛行士をISSのロボットアーム(カナダアーム2)に先端にのせて、船外作業を支援、 カナダのデクスター・ロボットアームの操作も行いました。 ヨーロッパのコロンバス実験棟での3次元空間識の実験(3D Space)、 ロシアの居住棟にあるトレッドミル(TVIS)で30分間のランニングをこなした後は、 スペースシャトルとISSのクルー10人が集まっての楽しい夕食会になりました。 私もJAXAの宇宙日本食とお箸をいくつか持って参加しました。 米ロの宇宙飛行士たちに特に人気があったのは、さばの味噌煮で、お箸をうまく使って食べている仲間もいました。 ISSでも日本がWBCで優勝したニュースで盛り上がりました。 原監督をはじめ日本チームの皆さんおめでとうございます! (写真提供: NASA) |







