若田光一 宇宙ブログ

国際宇宙ステーションに長期滞在している若田光一が日常を語る

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2009年3月20日

皆さんISSからこんにちは。

国際宇宙ステーション(ISS)での仕事は順調に進んでいます。

ISSでの生活は快適です。

飛行6日目を終えたところですが、毎日慌しいスケジュールをこなしています。

これまで印象に残った作業は、

飛行2日目の、シャトルのロボットアームを操作して、自ら開発にも参加したシャトルの熱防護システム検査用ブーム(OBSS)の運用。

飛行4日目の、ロシアのロンチャコフ飛行士と共に実施した、ソユーズ宇宙船用のソコル宇宙服の気密性のチェックや、JAXAのDOME-GENE実験。

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飛行5日目の、S6トラスの取り付けのためのカナダアーム2の操作。

そして今日6日目の、S6トラス太陽電池パネルの展開です。

これからISSでの仕事や暮らしの様子をお伝えしていきます。

お楽しみに!

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(写真提供:NASA)

STS-119(15A) ミッションホームページステータスレポートで、ミッションの詳しい内容が分かります。

打上げが迫りました

2009年3月14日

打上げが迫りました。

日本時間の16日(月)午前8:43(米国東部夏時間15日(日)午後7:43)です。

今回の打上げ延期で、STS-119の飛行スケジュールが若干変更されました。

新しく設定された作業やスケジュールに対応するために、運用文書の確認等を行いながら、私たちクルーは、フロリダのNASAケネディ宇宙センターにあるクルー宿舎で打上げに向けて最終準備を行っています。

クルー宿舎のジムで体力維持のためのウェイトトレーニングや宿舎付近でのジョギングも毎日続けています。

ケネディ宇宙センターやケープカナベラル米空軍基地の中をジョギングしていると、いろいろな動物を見かけます。

アルマジロ、ワシ、ワニ、狸、鹿、サギ、ペリカン、イルカ、ジュゴンなど、発射場の周辺は、野生動物の宝庫でもあります。

先程、発射台に立つスペースシャトル・ディスカバリー号を見る機会がありました。

このオービターは、前回2000年に私が宇宙飛行をした時にも搭乗した機体です。

明日の今頃は、再びこのスペースシャトルに乗って軌道上での仕事を始めているかと思うと、武者震いがします。

STS-119打上げの模様は、JAXAのホームページで16日(月)の午前8:10から生中継されます。

皆さん、明日の打上げを楽しみにしていて下さい。

(写真は2009-03-14若田撮影)

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2009年3月8日

NASA技術陣の努力のおかげで、スペースシャトルの水素ガス加圧ライン流量調節弁の安全確認が完了、打上げ準備が整いました。

私たちクルー全員は、ヒューストンのジョンソン宇宙センターの近くにあるエリントン空港からNASAのT38ジェット練習機で飛び立ち、スペースシャトルの打上げ基地であるケネディ宇宙センターに到着しました。

天気は快晴で、順調な飛行でした。

エリントン空港を離陸した瞬間、宇宙への旅が始まったことを実感しました。

またケネディ宇宙センター着陸前に発射台39Aにひっそり立っているスペースシャトル・ディスカバリー号の上空で、この宇宙船で宇宙に飛び立つ瞬間を想像しながら、その任務の重大さに身が引き締まる思いがしました。

日本時間3月12日(木)午前10時20分(米国東部夏時間11日午後9時20分)の打上げに向けた最終準備と訓練を行っています。

(写真は2009-03-08若田撮影)

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2009年2月21日

スペースシャトルの水素ガス加圧ライン流量調節弁の徹底した安全性確認が継続されているため、STS-119の打上げが再度延期されました。

19日の夜から、搭乗する仲間の宇宙飛行士たちと一緒にヒューストンのジョンソン宇宙センターにある隔離施設に入りましたが、その翌日、再度打上げ延期が決定されたため、隔離施設から一旦出て帰宅しました。

隔離施設には打上げ一週間前から入ります。

また、その時期と前後して、打上げ時刻に応じた時差調整のための、スリープシフトも開始します。

スリープシフトとは、打上げの時に頭も体も冴えた状態で臨むために、時差調整するものです。

打上げが深夜や夜明け前の早朝の場合、隔離施設の中で、ほぼ昼と夜が逆転するような生活時間に約一週間掛けて体を慣らしていきます。

技術的な問題による度重なる打上げ延期は、過去2回のスペースシャトル飛行の時には経験した事がありませんでした。

打上げ直前の準備を繰り返しながら緊張感と体調を維持して行く事は、自己管理において、自分にとっての新たな挑戦課題だと感じます。



2009年2月20日

2月10日に、米イリジウム社の通信衛星とロシアの使用済み衛星がシベリア上空800キロ・メートルで衝突し、かなりの数の衛星の破片の宇宙ゴミが発生した事が報道されていますね。

地球軌道を周回する宇宙ゴミの大きなものは地上から監視されていて、国際宇宙ステーション(ISS)やスペースシャトルも、そうした宇宙ゴミとの衝突を避けるための軌道修正を行うこともあります。

私が初めて宇宙飛行をした時に搭乗したスペースシャトル・エンデバー号によるSTS-72ミッション(1996年1月)時にも、米国の既に使用されなくなっていた人工衛星との衝突を避けるため、軌道修正噴射を行いました。

ISSの長期滞在飛行に向けた訓練では、宇宙ゴミや隕石等の衝突により、万が一ISSの与圧区画に急激な空気の減圧が生じた場合を想定した、緊急対応訓練も行ってきています。

宇宙のゴミ対策は、ISSだけでなく、地球軌道を周回する多くの人工衛星の安全な運用にとっても、重要な取り組みとなっています。

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地球周辺の宇宙のゴミ(スペースデブリ)

打上げが再度延期に

2009年2月13日

今朝9時から終日続いたスペースシャトル計画の会議での議論の結果、STS-119の打上げを今月27日以降に再度延期する事が決まりました。

シャトルの主エンジンの水素ガス加圧ライン流量調節弁の安全性の確認に更に時間がかかるためです。

一緒に飛行するクルーと明日の夜から NASAの隔離施設(打上げ前の最終調整を行う外部と隔離されたクルー専用の宿舎)に入る予定でしたが、打上げ延期で隔離施設に入るのは来週木曜日、19日からになります。

体調を整え、準備万端の状態で打上げに臨めるよう、気を引き締め直してもうひと頑張りです。

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