Koji Murataの映画メモ

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7月11日

 今夜は、大学のアメリカ研究所から借り出したマーティン・スコセッシ監督の『タクシー・ドライバー』(1976年、コロンビア・ピクチャーズ)。うちの研究所は、教材用に昔のアメリカ映画を結構収蔵している。
 元海兵隊員のトラビス(ロバート・デ・ニーロ)は、ベトナム帰還兵で不眠症に悩んでいる。彼はタクシー・ドライバーとなって、夜のニューヨークの猥雑な街を徘徊する。そこは売春婦や麻薬密売者たちの掃き溜めと、トラビスの目には映る。大統領候補者の事務所で働く美しい女性(シビル・シェパード)に、彼は一目惚れしてデートに誘うが、失恋する。その頃から、彼は「何かをしたい」と一層思いつめていく。12歳半の少女アイリス(ジュディー・フォスター)がポン引きのスポーツ(ハーベイ・カイテル)に売春をさせられているのを目撃し、彼女を何とか救おうとも思う。
 やがて、トラビスは大統領候補の暗殺を企てるが失敗し、スポーツら売春一味を殺害する。彼は少女を売春組織から救ったとして英雄扱いされるが、心の孤独は癒されない。
 周知のように、1981年のレーガン大統領の暗殺未遂事件の遠因にもなった映画である。この映画が製作された1976年といえば、ベトナム戦争終結直後であり、全米には多くの「トラビス」がいたことだろう。アメリカが最も自信喪失して落ち込んでいた時代でもある。トラビスが憎悪した醜い「ビッグ・アップル」(ニューヨーク)が、四半世紀後には、繁栄と権力の象徴として、テロリストの憎悪の的になったのである。
 デ・ニーロもカイテルも、さすがに若い。また、フォスターの幼い色気には、恐ろしいものがある。
 因みに、日本語字幕で「カップル」が「アベック」となっていて、ここでも時代を感じさせる。

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こんにちは。
この映画は、個人的に思い出がある作品です。(友人同士で初めて見た映画です。)
冒頭部分のフロントガラスの雨をワイパーが拭き去る画面がとても綺麗だったのを憶えています。(DVDを見ましたが、何か感じが違いました。)
この映画でのデ・ニーロの台詞”ARE YOU TALKING TO ME?が彼の有名な台詞になったそうです。

2007/7/14(土) 午後 6:26 [ クリ ]

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最後のトラヴィスがスポーツを銃撃するシーンは、「仁義なき戦い」など日本の任侠映画にも通じるように思えました。

2007/7/15(日) 午後 10:00 [ 8ch ]

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