Koji Murataの映画メモ

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2月5日

 昨夜と今朝に分けて、小林正樹監督の『東京裁判』(講談社、1983年)を観る。何しろ、前後編あわせて4時間37分の、超長編ドキュメンタリーなのである。音楽は武満徹、ナレーションは佐藤慶。
 ナチス第三帝国の崩壊から始まり、ベトナム戦争の写真で終わる。昭和前期の歴史を学ぶには、よい教材だと思う。小林監督にしては、それほど偏向もしていない。東条や「マレーの虎」山下奉文将軍、嶋田繁太郎元海相らの肉声が聞けるのも、よい機会だ。
 だが、やはり冗長にすぎる。
 私が大学に入学した年に公開された作品で、当時の政治学の教授が、「久しぶりに映画らしい映画を観ましたよ」と感想を披瀝しておられたが、これは歴史の映像であって「映画らしい映画」などではないと思う。
 「敗者は映像をもたない」という四方田犬彦の言葉を思い出した。
 因みに、日暮吉延氏から送っていただいた『東京裁判』(講談社現代新書)を読んいる最中なので、相乗作用があって、理解が深まった。この点はは収穫。
「戦争裁判とか戦争犯罪とかが表面に現れた今日、却って自衛と侵略の区別がつかなくなったことは、歴史の皮肉である」と、今から半世紀前に哲学者の高山岩男は指摘しています。

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