Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

邦画 2008年

[ リスト ]

8月16日その2

 神戸の実家で母と、木下恵介監督『お嬢さん乾杯』(松竹、1949年を観る。脚本は新藤兼人、音楽は木下忠司。
 石津圭三(佐野周二)は、自動車修理会社を興して成功しているが、34歳で独身である。そこに、知人の斉藤専務(坂本武)が見合い話を持ち込む。相手は没落華族の令嬢で池田泰子(原節子)という美人である。石津は一目惚れするが、泰子は実家の借金を返済するために石津との結婚を決意している。泰子の祖父母(青山杉作と藤間房子)も身分ちがいの石津には冷淡だ。
 やがて、石津は反対していた弟分(佐田啓二)とダンサーとの結婚を認め、自分は泰子との結婚を諦める。だが、泰子も石津の人柄に惚れていることに気づき、石津のあとを追うのだった。
 他に、泰子の母親役で東山千栄子、バーのマダムに村瀬幸子など。
 泰子の音楽の趣味がショパンなら、高知出身の石津のそれはヨサコイ節である。
 泰子に以前別の婚約者がおり、帝大卒だが満州から引き上げてすぐ死んでしまった由。泰子はこの元婚約者と「口づけしたことさえある」と、恥ずかしそうに告白する。時代ですね。
 佐野が朗らかに喜劇を演じている。
 日本に身分というものが残っていた時代だから成り立つ喜劇である。


よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事