Koji Murataの映画メモ

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邦画 2008年

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8月17日

 京都に戻って(帰洛して)、いつもの京都文化博物館で稲垣浩監督『手をつなぐ子等』(大映、1948年)を観賞。脚色は伊丹万作、撮影は宮川一夫。
 昭和12年の京都という設定。
 中山寛太(初山たかし)は知的障害をもった小学生で、学校を転々としている。両親(香川良介と杉村春子)は寛太を案じて、新しい小学校を捜す。その頃、父には召集令状が。
 新しい学校では、校長(徳川夢声)も担任の松村先生(笠智衆)も寛太に理解がある。級友たちも何かと寛太の世話を見てくれる。
 そこに、もう一人の転校生・山田金三(宮田三郎)が現れる。「山金」は腕白坊主で皆の嫌われ者。寛太にもいじわるするが、無垢で善良な寛太にはいじわるが通じない。やがて、「山金」も寛太に心を開き、ともに手をつなぐことになる。
 最後に、相撲大会で寛太は才能を発揮して優勝、無事に小学校も卒業となる。
 太秦小学校など、京都市内の小学校が協力している。
 作中30万人いたとされる知的障害児童への教育のあり方を、決して説教くさくなく問いかけている。子供たちも、笠も徳川も好演である。
 「仰げば尊し」がこれほど感動的とは。この頃の小学校の先生は「訓導」といういいますね。
 伊丹の遺作となった脚本とか。
 巻頭に、体育教師役の伊達三郎がアップで登場して、少し驚き。


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