Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

邦画 2008年

[ リスト ]

8月18日

 夜にもう一本DVDを観てしまいました。
 北野武監督・脚本『HANA=BI』(オフィス北野他、1998年)。
 刑事の西(ビートたけし)は、子供を早くに亡くし、妻(岸元加代子)も不治の病に。
 そんな彼が捜査のてちがいから同僚(大杉漣)を下半身不随にし、部下を死なせてしまう。刑事を辞めた西は、ヤクザに金を借りてまで妻や元同僚、部下の未亡人に誠意を尽くそうとする。やがて、西は銀行強盗を決行。
 ヤクザや昔の部下の刑事(寺島進)らが追ってくる中を、死期の迫った妻と静かな旅に出る。旅先では、花火も楽しむ。
 静謐の中に鮮やかな映像が続く。主人公は短い科白を数回話すだけ。
 ヤクザ相手の凄惨な暴力シーンと夫婦の静けさ、前半のスピード感と後半のスローテンポが、いずれも好対照。
 ところどころに、この人らしい乾いたギャグも散りばめられている。
 美しい挿入画も、たけしの手になるというから、たいへんな才人である。そう言えば、溝口も小津も黒澤も市川崑も、みな「日曜画家」だった。
 最後に、花火の爆音のような銃声が2発。
 ヴェネチア映画祭金獅子賞受賞作品。


よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事