Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

邦画 2008年

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8月28日

 今夜はいつものホテルで、熊井啓監督・脚本『日本の黒い夏 冤罪』(日活、2000年)を観る。
 松本サリン事件での冤罪を扱ったもの。熊井監督は信州出身である。
 事件の第一通報者でありながら犯人扱いされた神部(寺尾聰)とその家族、警察の捜査に不審を強めていくローカル・テレビ局の報道部長・笹野(中井貴一)とその部下たち、そして上層部の意向に反発しながらも強引な取り調べをおこなう吉田警部(石橋蓮司)ら。事件発生から11ヶ月後に地元高校の放送部員たちが、なぜ冤罪事件は起こったのかと、神部や笹野たちに取材を重ねる。
 教育委員会の後援もあるように、たいへん「教育的」で、基本的に根からの悪人は登場しない。ベテラン監督らしく手堅く仕上げているが、「サンダカン」の迫力よりも、「しのぶ川」の淡白さに近い。
 朝日新聞やTBSなども協力しており、作中、笹野部長が読んでいる新聞は「読売」。もちろん、誤報記事を掲載したものだ。こういうのは、どうかな、と思ってしまう。「朝日」も誤報だったんですからね。
 寺尾と中井のコンビは、「亡国のイージス」でも。
 人権弁護士役に北村和夫、他に平田満ら。
 サリンなんかバケツでも作れる、と出鱈目なコメントをする大学教授役で、藤村俊二が一瞬登場する。
 大学教授のいい加減なコメントには注意しましょう。

閉じる コメント(3)

初めまして。
松本サリン事件の第1通報者の方の奥様が先日お亡くなりになられましたね。
全くの誤認…とはいえ、当初は多くの人が第1通報者の方を犯人では…と思ったと思います。
実際御自宅には農薬などがたくさんあったようですし。
報道・マスコミ 機関の人伝えの怖さ…を実感した事件だったと思います。
人の言葉 言霊 は怖い…ですね…
でも 映画って撮る人により色々な描き方になるんですね。(上の意図もあるんでしょうけれど…)

2008/8/29(金) 午後 6:52 [ 藤音(とおね) ]

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この事件について、正確に記憶しているわけではありませんが、最終段階で報道があやふやになったことは覚えています。熊井啓監督は、「高校生の視点で撮影した。」と語っていたが、そんな風には思えませんでした。石橋蓮司さんの演技が迫力ある割に、中井貴一さんのTVマンは気が弱そう。実証や科学捜査といっても、最初に仮説を立てたことを忘れてはいけませんね。

2008/9/23(火) 午後 8:31 [ KIYO ]

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私もビデオで観ました。オウム事件は一段落したみたいですが、被害にあわれた方の保証問題って十分にできているのかとても疑問です。坂本弁護士の問題から始まって随分長い事件でしたね。

2012/10/9(火) 午前 1:06 [ なお ]


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