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今日はフランス映画祭で、マルセル・カルネ監督『嘆きのテレーズ』(1952年)。原作はエミール・ゾラの『テレーズ・ラカン』。
リヨンの町に住む美貌のテレーズ(シモーヌ・シニョレ)は、病弱でマザコンの夫カミイユ(ジャック・デュビー)の面倒をみながら、叔母でもある姑のラカン夫人(シルヴィー)の嫁いじめに耐える、暗い毎日を過ごしていた。そんなある日、夫が連れてきたトラックの運転手ロラン(ラフ・ヴァローネ)とテレーズは恋に落ちる。嫉妬した夫はテレーズをパリ旅行に誘うが、その夜行列車の車内で、カミイユとロランがもみ合いになり、ロランはカミイユを突き落として殺してしまう。
テレーズとロランは、これを事故にみせかける。ショックで廃人になったラカン夫人の冷たい目がテレーズを射抜き、警察の取調べが続く。そんな折、事故当夜に列車に乗り合わせていた元水兵(ローラン・ルザッフル)がテレーズを強請りにやってくる。そして、不幸な結末がテレーズとロラン、水兵を待っていた。
暗い生活の中で燃える秘められた恋。前半の単調な家庭生活の描写と、後半のスリリングな展開。陰気な色気を見せるシニョレが好演。シルヴィーのもの言わぬ目も怖い。
元水兵は日本軍相手に戦争を戦ったおかげで、肝がすわったという。なにしろ戦後7年目の作品である。
昔(おそらく中学校か高校時代)、NHK教育の世界名画劇場でこの作品を観たことを、途中で思い出した。
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NHK教育の世界名画劇場
懐かしいですね。
この作品は同番組で何度か放送されました。
よっぽど視聴率が高かったのかな?
シモーヌ・シニョレは20代の輝くような美人ぶりよりも、この作品のような30代の腐りかけwの美人ぶりの方が好きですね。
40代以降にどんどん肥大化して肝っ玉母さん化していくのも面白い女優さんです。
2008/9/8(月) 午前 2:04 [ tun*a*i99* ]